頭の中にある画期的なアイデアは実行するのに思いついた時の倍以上の労力がかかる
このアイデアを実践したらとてつもない大成功に繋がるんじゃないか・・・。
こんなことを考えたことがある人は沢山いるだろう。
私はよく「自分だったらこうする」とか「こういう事をやってみたい」という事を思いつくので、自分は独創的なアイデアを出せる人だと思っていた。
だが、最近よく本を読むようになって、そんなことは無いことを思い知った。
私のたった28年の人生の経験で思いつく事なんてのは、人類の歴史の中で何回だって思考されてきたことだ。
今更誰も思いつかなかった画期的なアイデアを突然思いつく事なんてない。
それを知ることが出来た私は、次に何故思いついたことを誰もやってないのかという事を考えた。
だが、それも答えは単純だ。
あまりにも労力がかかりすぎるからだ。
そしてその労力に見合う報酬が得られる確証がないからだ。
事業を作り上げていく中で、どの事業でも最終的には「報酬」に繋がる。
中には無償で行う人たちもいるが、完全に無償というわけにはいかない。
自分が死んでしまっては元も子もないからだ。
じゃあいつまでも自分の頭の中にあるこのアイデアを実現できないままいるのかというとそうではない。
せっかく自分の中に素晴らしい物(自称)があるというのに、腐らせるわけにはいかない。
目下の不安は「報酬」なのだから、自分がやりたい事と報酬をどこかで繋げる作業をするしかない。
それは直接つながっていなくてもよい。
本業で安心できる報酬をもらい、副業でやりたい事をやる。
逆だっていい。
大事なのは安心できる報酬を必ず確保するという事。
この報酬は自分がやりたくないことでもやるようにする。
自己実現をするという事はそれだけ労力がかかるという事だ。
あと必要なのは覚悟・信念だろう。
なんとなくやってみたいという気持ちは壁に当たった時に崩れやすい。
自分の中でたとえ明日人生最後の日でもやりたいと思えるような固い決意が必要だと思う。