防音工事一応の完成を迎える
世は新型コロナが席巻した一連の季節、2020年3月17日からスタートした太子ホール防音工事は本日12月3日の数値測定を持って一応の完工を迎えました。
大きく分けて3期に分けての作業。1期と3期は(有)グローバルアーツさんによる施工、第2期はDIYにて行いました。
第1期の様子(2020.3/17~18)
内側の施工
厚地の銅板を貼り、ステージ全面と控室に10cm厚の特殊防音素材を貼る。
第2期施工(DIY)(4/24~28)
ステージ床施工
10mm厚防振マット、10mm厚防音カーペット敷設
第3期工事(11/17~24)
下から軒天まで防音シートを全面に貼りその上から特殊遮音素材で覆う。
12月3日 完工後テスト
資料としては後ほどいただきますが、裏面からの集音の結果、うちのLIVEでの最大発生音85デシベル時、速報値で外面敷地境界線で50デシベル前半の値を得ました。
50デシベルは静かなオフィスと同等の音で、環境省の定める昼間(6:00~22:00)の商業地(60デシベル以下)住宅地(55デシベル以下)に完全に収まる結果を得ました。
ちなみにアコースティック弾き語りなどは外では何も聴こえせん。
元々大音量ライブを行うためではなく、安心して21時くらいまではジャズセットやアコースティックなどの小音量のイベントが出来る能力を持つという事が目標だったので、今回その範囲内に収めたいという要望に応えてくださった(有)グローバルアーツさんに感謝いたします。
次は生のバンドに、ライブではなくリハーサルとして音出しを依頼していて、実際の楽器音を出してどうなのかを計測したいと思っています。年明けになるかな。
元々騒音への近隣の方からの苦情から起こった問題なので、理解を得ながら前へ進みたいと思います。
施工に関し理解・決断いただいた運営メンバー
また様々な場面でサポートいただいた音楽関係者のみなさま、ありがとうございました。
そして音漏れで迷惑されたみなさま、音楽自粛になってイベントが飛ぶなどして迷惑をかけた音楽関係のみなさま、気にかけてくださった方々、本当にありがとうございました。
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