建替えや地上げで減っていく、小さな特色ある商店たち
最近は食べる頻度が減りましたが、私はパン好きです。
近所にお気に入りのパン屋さんが3つあります。
パケットは○○、サンドイッチやデニッシュ系+総菜パンは△△、ブレッド系+総菜パンは□□。
△と□のお店は昔からあって、味も良いのに金額はとっても良心的です。
衝撃
先日衝撃的な張り紙を目にしました。
お気に入りのパン屋さんのうち、
一番自宅から近くて私の中のランキングNO1のお店へ行ったときのこと。
なんと3月末で閉店するとのことでした。
理由
お店はわりと繁盛しています。
午前中にいくと種類はたくさんありますが、お昼の時間帯に行くと予約品が多く、あまり種類が残っていないこともあります。
テレワークでによって、更に平日のお昼時間帯のお客さんが増えたと思います。
店主は50代前半くらいの方です。
早期退職してパン屋さんを始める方がいるくらいですから、まだまだ若い方だと思います。
閉店の理由は、「建物の老朽化のため」でした。
確認
建物の老朽化ということで、「他の場所へ移転して継続はされないのですか?」と、もちろんお聞きしました。
移転は考えておらず、辞められるようです。
隣りの建物も老朽化が進んでいます。
2軒先はもうずっと空いたままになっています。
この通りは昔は商店が立ち並んでいただろう場所ですが、今は戸建やマンションが増えました。
ここも恐らく地上げで、「分譲マンションや老人ホームが出来るのかな?」と、勝手に想像しました。
店主は「もう働く無くてもよい程の金額」を、積まれたのかもしれません。
お店のファン
私はこのお店のファンです。
サンドイッチの具が、すごく優しい味付けなのです。
玉子サンドを初めて食べた時、今でも忘れません。
マネて作ってみましたが、自宅では作れない、絶妙な配合のようです。
カスタードは出来合いを使っているパン屋さんも今は多いですが、玉子から作った優しい手作りカスタードです。
層が変わっている
マンション価格が高くなっていくのに、
今でもどんどん新築マンションが建てられています。
価格が高いのに、まだまだ買う人がいるのでしょうね。
ここ数年で近所に引っ越して来た方と、これまで住んでいた人たちと比べると、リッチな感じの方が増えたように感じています。
私達が購入したときより、不動産価格が上がっています。
価格が上がっていても、自宅として不動産を購入できるということは、必然と以前より年収の高い人が集まっているのでしょうね。
新しくなると変わってしまうこと
新しい建物が建つと、昔からの古い商店が減ります。
テナントがあったとしても、大手チェーン店が入ることが多いです。
大手の大量生産ではなく、商店にしかできない、手作りで添加物の使っていない「優しい味つけ」が個人的には好きです。
お豆腐屋さんのお豆腐は、スーパーに売られているものとは「違う食べ物なのかな?」という程違います。
70代のおばあちゃんが作るお惣菜屋さんの煮豆は、
素材の美味しさを存分に味わえます。
変わっても残って欲しい
建物が新しく変わっても、昔からのお店は残って欲しいものです。
どこもコピー商品のような味付けでは、面白くないです。
個人商店(特に昔からある商店)は添加物を使わなくても、素材が傷まない、日持ちする方法を使っています。
大手にはできない、そんな商店が増えると、私は嬉しいです。
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