えねーちけーアーカイブス #163 紫陽花

　ながちろのオンライン作品を掘り出して再利用しようというNながしろさんH恥のK掻き捨てアーカイブス。第163回は「紫陽花」。

https://www.qbooks.jp/1000/stage4/043/#a2

　人間いつ死ぬかわからないのでネタは出し惜しみしないほうがいい、というスタンスではあるのですが、それにしてももうちょっと考えてよかったのではないか。理不尽な小説にも理不尽なご意見くれーむがとどく、みたいな。そんな話であろうかと思われます。いまひとつ構成の面で不満が残ります。

　ぢゃあどうすれば、といえば、1000字でやるネタではなかったということに尽きるのですが、しょうがねえ。もっと描けばちゃんとしたスケッチになる類の話ではあるが、もっと描いたところで需要がなく、あんまり内外に需要のないことはしたくないのであった。

　Twitter（自称X）も17年くらいやっていますが、そういえばよくわからないクレームが来たことって数えるほどしか無い。SNS以前、個人サイトの時代にはボンベンよく燃えていた。その時点で鍛えられたということなのでしょうか。わざわざ書かなくていいことは、書かなくていい、ということは学んできておる。だいたいそんな素敵な自慢話、表明するから燃える。燃料があるから燃える、というシンプルな点だけ抑えておけばよい。いや、うっかり表明するほどに依存し、執着してしまうことに無自覚なのか。
　そのへんの感覚はいまの20代以下とはまた違うんだろうなぁ。人生の途中でSNSがぼわーんと登場した世代と、生まれながらにして自己を表明するプラットホームがあった世代ではものごとの捉え方が違うのかもしれぬ。

　あえてはだいろの話題に触れないあたりがリテラシー。