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えねーちけーアーカイブス #127 でんしゃ

 ながちろのオンライン作品を掘り出して再利用しようというNながしろさんH恥のK掻き捨てアーカイブス。第126回は「でんしゃ」。

 鷗外に「不思議な鏡」という短編があってですね、通勤途中に魂がすーっと抜け出したかと思うと、とある屋敷の鏡にスパーンとはまってしまって、その場に集まっていた人からなにか色々な悪口を云われる話だと思ったんですが、多分そのへんの「通勤中に魂が抜ける」あたりのアイデアを援用したものと思われます。
 いや、そう。本来は「鏡にはまってから悪口を云われる」ところのほうが面白かったはずなのです。が、それを演劇部ものに当てはめてしまうと「日常からの乖離」みたいになってしまう。できとしては、まあまあ、それなり、それなり。
 しかし、わざわざ胡蝶の夢にまで繋げちゃったのは、若干品がないなあ。

 そういえば「この日常を捨てて、どこかに隠遁したい」という気持ちになったことがあまりない。いや、普段から気が向いたところにほっつき歩いているからか。そこまでルーティンのような生活をしていないからか。
 今年の夏も(4月からとか?)熱くなりそうで、いやでごわすなあ(唐突)。

みなさんのおかげでまいばすのちくわや食パンに30%OFFのシールが付いているかいないかを気にせずに生きていくことができるかもしれません。よろしくお願いいたします。