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takasaba
えねーちけーアーカイブス #146 へんなの
ながちろのオンライン作品を掘り出して再利用しようというNHKアーカイブス。第146回は「へんなの」。
「実録ドキュメント 老人とぬみ」(#142)にまさかの続編が! というよりも、前作を書いているうちに世界観がつながってしまったというか、トンネルを掘っていたら演劇部ものにつながってしまったというか。そういう話であった記憶がある。
まあなんだ、世の中には(へんなの)と小声で漏らすしかない感情というものがあり、そういう「事情」を積み重ねるとこのような作品が生まれてくる。ポイントは、こうした日常ものというのをなるべく精緻に書こうとすると、数あまたの読者にとっては「心底どうでもいい」ものが出来上がってしまう点であろう。なんかその、彼女(彼)のとりとめもない話を延々と聞く趣味があるかどうかにも関連してくるかもしれない。
久々にあった知り合いとの共通の友人の消息を面白がれるというのは、共通の知識を前提としているからだ、みたいな話ではある。
ただ、本人の感情を過去-未来の軸で捉えたときに生まれる感情はやはり(へんなの)である。強いて云えば「書いておく必要はあった」くらいの感じなのかしらん。
最近こんな話ばっかりやな。そうでもない?
まあええわ! 書くことに意味なんぞ、ない。ないのだ。
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