えねーちけーアーカイブス #04 「さらばヴィヌス砦」

　ながちろのオンライン作品を掘り出して再利用しようというNながしろさんH恥のK掻き捨てアーカイブス。第４回は「さらばヴィヌス砦」。

第52回 1000字小説バトル

　表題の話をせねばならない。BM98全盛期に同題の曲があって、男性集団によるアカペラのへなへなでしょっぼい感じが非常に気に入っていたのだが、ブームから10年も立つと「あの曲はYoutubeなどで聴けないかしら」と検索森田したら出てこない。あーそうか、人の記憶には残ってもWebのログに残らないものはこれからたくさん出てくるんだなぁ、と感慨にふけった結果、タイトルだけでもサルベージできないもんか、とタイトルからむりくり捏ね上げたのが本作でござーい。

　世界観のべースになっているのは、14世紀のドイツの木版画とかの世界観。飢饉とか疫病による「死」のカリカチュアとしての死神や骸骨は当時の人の恐怖心と直接リンクしておったまゲータ、といったところで、ひとつ。

　という記事を書くために久々に「さらばヴィヌス砦」で検索岸田したところ、Twitterに投稿された「さらばヴィヌス砦」動画（と、あたくしの書いた作品）が引っかかたのであったが、違う。これじゃない！！！　これじゃないんだよアニキ！！！　と思ったんだけど、よくよく思い出してみたら、アタシが「さらばヴィヌス砦」だと思っていたものは「Hero」

　の、男性集団による謎のしょぼいアカペラだったので、こっちが正しいのかもしれない。そうだそうだ、当時だって「何故これが『さらばヴィヌス砦』なん？」と思っていたもの……好きなんだけど。

　謎が謎を7123回読んだけど結局来なかったので本稿を終える。あ、その「さらばヴィヌス峠」だと思っていた「Hero」のしょぼいアカペラ情報もお持ちの方がありましたらご教授をば、伏してお願いいたします。何卒。