えねーちけーアーカイブス #166 これから恋愛をします、と顧問は云った。
ながちろのオンライン作品を掘り出して再利用しようというNHKアーカイブス。第166回は「これから恋愛をします、と顧問は云った。」。
適当につけたタイトルなのだろうが、このテンションの話だというのは読んでみるとわかる。が、書きたいものがなんであったかを思い出した。恋、以前の感情の話だ。
しかし、いいのかね、これ。
いいのかね、というのは、おれ、描けてるのかね、という意味です。そこまで、物語のような恋愛には若干引きつつも、そういうものが「ある」という認識がある状態。まだ「甘酸っぱい」以前の感情。
そのへんが、描けているだろうか。妙に理屈っぽいあたり、描けているだろうか。
ともだちがいないので、そのへんの「実験」にたいする結果が見えにくいのであった。わりと難しいことをしようとしている実感はある。雲を掴むような話であるところを、極力イマジネーションでなんとかしようとしている。
考えてみれば、小説を書く面白さというのはそういうところにあるのかもしれないが、雲の上にはしごをかけているようで、にんともかんとも。
などとつらつら考えてきたが、そういえばこのあとに感情の展開があるのを思い出した。恋愛の感情は、急に降ってくるのだ。そういう局面があることをおっさんなので知っている、ということは、そこそこちゃんと段階としては描けているのではないか、と思えるようになってきた。――嗚呼そうか好きになるつてこういふ事なんだね、と、「君の知らない物語」なんかもう懐メロのカテゴリーに入ってしまうのかい?
嘘だー!
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