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えねーちけーアーカイブス #116 蛸が来た

 ながちろのオンライン作品を掘り出して再利用しようというNながしろさんH恥のK掻き捨てアーカイブス。第116回は「蛸が来た」。

 あー、覚えてる。これはどうしてもネタがでなくて、過去のスクラップから引っ張り出してきてどうにか目鼻を付けたってえ代物だ。なので、まあ面白くはない。締切があるがゆえに産まれた一品と云える。

 ぢゃあ、何が面白くないかというと、蛸に必然性がなく、ズレによる面白さもなく、逆にこうした「面白み」の前提には心の余裕が必要で、締切に追われて焦っているときというのは面白いことが云えないもんなんである。ここ、大事。

 最近読んだ本(上記)に書いてあって「なるひょど!」と膝を叩いた話であるが、会話におけるユーモアというのはけして面白い必要はなく、むしろ、どんな場合でも軽口をたたける心の余裕を見せつけるのがユーモアの意味であるという。なるほど、そんなものかもしれぬなぁ。

 頭の中では田河水泡的な絵面で話が展開しているが、そこまでのことが読者に伝わっているとはとうてい思えず、まあ失敗作でございます。

みなさんのおかげでまいばすのちくわや食パンに30%OFFのシールが付いているかいないかを気にせずに生きていくことができるかもしれません。よろしくお願いいたします。