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【日本語と英語のバランス】
ある程度長く留学していた身として、日本語ばかり話していると心地が悪くなり、英語に触れようとバランスを取るようにしている。そんなときに聞くのは、英語のポッドキャスト番組「Marketplace」である。
日本語と英語の使用のバランスを意識するのは、おそらく留学中に英語の勉強のため、できるだけ日本語を避けて英語に触れようと努めていた習慣が影響しているのだろう。そういった意味では、留学経験は自分にとって有益だったと感じる。
また、日本語ばかり使っていると、脳の使い方が一方通行になってしまうように思える。異なる言語を使うことで、たとえば英語では動詞が目的語より先に来ることが多いため、脳がより柔軟に働くようになると考えている。
しかし、そのポッドキャストをただ聞き流していると、考え事をしてしまい、内容が全く頭に入らないことが多い。そこで、今日ふと試しに英語の音声に合わせて真似をする「シャドーイング」をやってみると、なんとなく内容に興味が湧き、頭にも入ってきた。
「シャドーイング」や「ディクテーション」は英語学習にとても効果的だと言われている。ただ、「ディクテーション」は紙に書く必要があり気軽にできない。一方で、ある程度の英語力がついた自分には、「シャドーイング」で聞いた英語が正しいかどうか頭の中で確認するだけでも十分だと感じている。
ランニング中は音楽を聞くほうが楽しみが増し、結果的にランニングのモチベーションが高まるので、音楽を聞いてしまうことが多い。それでも、移動中やランニング中にできるだけ英語のシャドーイングを取り入れたいと思う。最近、打ち合わせが多くなり日本語の使用が増えている中、脳が無意識にバランスを取ろうとしている自分に気づいたのだった。