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【選挙】

昨日、午前中に小学校まで衆議院選挙の投票に行ってきた。特に「権利だから選挙に行かないと」と意気込んでいたわけではなく、当たり前のように行ったという感じだった。

近年、忙しいせいか政治にはあまり関心がなく、裏金問題がよくトピックに上がっていることは知っていた。裏金問題については、大した問題ではないという人もいれば、民主主義を揺るがす問題だと批判する人もいると知っているが、自分としては何が正しいかはわからず、さまざまな立場によって意見や見方が異なるのだろうとしか言えない。

そして、今朝までの速報を見ると、自民党が久しぶりに議席を大きく減らしていた。基本的には強い野党は必要だと考えていたが、政権交代での民主党のつまずきにより、なかなか自民党以外の政党が力を取り戻すのは難しいと思っていた。しかし、不変なものはなく時代は変わるものだと感じた。どちらの政党を支持しているわけでもないが、期待をしていないと、期待していないことが起こるものだと、改めて実感した。

ただ、議席を多く獲得した立憲民主党も内部はバラバラだという話を聞き、今回は前回の政権交代の時とは違い、国民の期待から来ているものではないと捉えた。それでも、一度野党になった後の自民党は、その後より良くなったという思いが以前からあったので、こうやって凌ぎ合うのはいいことなのかもしれない。

今回の自民党の議席減は、主に裏金問題の影響であり、国民も今までの快進撃からバランスを取ろうとした部分があったのかもしれない。それでも、裏金問題が取り上げられてこのような大きな影響があるというのは、メディアの影響がやはり大きいと思った。取り上げられる問題により、人の印象を大きく変え、行動に影響する。

最近、すでに遠い昔に起こったことがほとんど報道されなくなり、そういったことは今どうなっているのかと思うことがあった。例えば、最近気になったのは、アメリカの近海で起こった原油タンカーの座礁による原油流出の事故は今どうなったのだろうということだった。どれくらい問題は解決して、今どうなっているかについてはほとんど情報が出てこず、不思議なものだと思った。

こういった時にしか調べないだろうと思いながら、今回の選挙で久しぶりに政治のことをいろいろ調べてみた。何が正しいかはわからないが、やはり一定の情報にとらわれず、さまざまな角度から物事を見て、偏らない見方を持ち、冷静に判断することが大事だと改めて思った。いつまでたっても世の中のことはよくわからないが、物事にはいろいろな見方があると考えられるようになったのは進歩だと前向きに捉えていきたい。

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