【記憶力と暗記力の大事さ】
暗記ばかりに注力した日本の学習教育が批判される中、記憶力は大事であると最近は感じている。
例えば、人の話を全く覚えていなくては、再度会った時にあきれられてしまうし、しっかり覚えていればそんなことまで覚えてくれたのだと感動を与えることがある。
一方、暗記力については、歴史の年号であったり、あまり覚えていても意味ないように見えるものもある。そういったものはネットで調べられるからということも批判する側の一つの理由である。例えば、1192つくろう鎌倉幕府で知られる、1192年は覚えていて何のためになるのだろうと思う。ただ、覚えていたほうが、覚えていないよりいいとも言えるのは、鎌倉幕府がそれくらいに始まったことを知ることにより、前後の時代についてのだいたいの時期もわかり、共通認識を持つことにより、会話のテンポもはやくなったりする。英会話で単語をいちいち調べたりしなくてよければ、テンポが途切れないように。ただ、余計な暗記が本当に必要な記憶や脳の動きを阻害するかもしれないというデメリットもあるのかもしれない。
本当は暗記に注力をする教育が批判されるのは、暗記そのものではなく、論理的思考能力であったり、想像力を豊かにするための教育に注力した方がよいということに対するものであるのだろう。それでも、プログラミングの勉強をしていると、調べなくてもある程度書けるということが一つの能力であるということを感じるし、そのためには暗記力、記憶力は必要な能力でもあるからと感じるのである。どんなことでも、成長のためには暗記力、記憶力は欠かせないだろう。暗記に注力をされる教育が批判されるだけであって、暗記力や記憶力自体を否定するものではないと誤解しないようにしたいと感じたのであった。