BG2, SoA, *ファイターの本拠地クエスト*その三の①、陽気なプリーストの到来
<一定時間を置いて発生する本拠地クエストの第三弾。ネタバレ注意!>
家令
「いらっしゃいまし、御前さま。あなた様に…お目通りしたいと…長らくここで待っておる者がございます。目通りを許しましょうか、それとも他所へ行かせましょうか?」
主人公
「要望は何なの?」
家令
「どうも…はっきりしません、マイ・レディ。当人はテンパス*のクレリックだと申しておりますが、筋骨たくましい、粗野な人柄でございます。あなた様だけにお話するのだと申しておりまして…」
主人公
「なら、お通しして」
家令
「仰せのままに、マイ・レディ。ただちに連れて参ります」
<一人のクレリックが威勢よく登場>
ボルミル
「ホイ!調子はどうですかな、マイ・レディ?万事上々でしょうな?ガハハ!わしみたいな者がここで何をしとるのか、きっとご不審でしょうが、な?」
「わしの名はボルミル、戦いの神テンパスのプリーストでござる!いやはや…わしがどこぞ一つ所にこの足を止めとった日から、もうずいぶん経ちますわい、まっこと。今では何年も放浪の身でござって」
「で、わしはこの地で起こった華々しき戦いのことを耳にしましてな!打ち負かされたトロルどもに、解放された国土…かような武勇譚に、わしの心臓は打ち震えましたじゃ」
「旅の疲れも積もっとりましてな、まっこと。ひとつテンパスのプリーストが身を落ち着けて…地元の衆に福音を説いて進ぜることのできるお堂はお持ちでないか、伺いに参った次第でござる」
「どうですかいな、え?もしわしのこんな物言いでも気にさわらんとあれば、わしゃ喜んでこちらの可愛いお城の牧師さんになりますがな」
ケルドーン(主人公PTの年功を経た名誉の騎士)
「私はこの人物について聞いたことがある、<主人公>…彼は善良で名誉あるプリーストだよ、たとえ粗野でがさつな性質であるにしろ。断る理由は見当たらないと思うね」
アノメン(主人公PTの生意気プリースト<一応、騎士の肩書アリ>)
「フーム。もしこいつが私が話に聞いたボルミルであるのなら、断ったほうがいい。こいつは面倒の種だ。クッションのなかのトゲみたいなもので、一度もぐりこませたら、おいそれとはつまみ出せまいぞ!」
*テンパスは後にも言われるように戦闘の神。思想的善悪よりも雄々しさや武士道的ふるまいを重視する。テンパスに仕える者は、やはり勇壮で大胆でエネルギッシュな人柄が多い。
*どうでもいいが、ヘルムとテンパスの違いはあれ、同じプリーストとしてアノメンは他人のことが言えるんかい、という気がしないでもない😅