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BG2, SoA、モンタロンを探せ⑤、ハーパーのペイスの話、ハーパー幹部は計略上手

<④の続き。主人公は、今度は気安そうな若者のハーパーに声をかけてみる>

ペイス
「こんちは、いらっしゃい。僕らのかわいいおウチにようこそ。見物するようなものはあまりない、でしょ?でもお気になさらず、いい仲間はどんな場所をも満たす、でさ。このペイスめがお役に立てることは?」
主人公
「あなたは愉快そうな方だわ。ハーパーじゃ長いの?」
ペイス
「もうずいぶんになりますよ。でも、まだ新人のうちです。やれることをやってまさ」
主人公
「やれることって、何を?あなたはあまり馬力があるってタイプには見えないけど」
ペイス
「どんな仕事かって?ハーパーはいろいろたくさんやりますさ。どうしてどうして、あそこのご老体方なんか、あんたのオツムをキリキリ舞い*させるような計略だってお手のもんですぞ。大したもんですよ、実に…」
ヤン(主人公PTのホラ吹きノーム)
「うむ、わしもあんたのオツムをキリキリ舞いさせるような計略を聞いたことがあるて、坊や。というか、パティ叔母さんが目眩めまいでグルグルするのをどうかする計略じゃな。ルフズ叔父さんはそのために長い間ずいぶん苦心したんじゃが、結局のところ、そのせいでパティ叔母の首は何週間も痛み続けになっちまった。叔母はそのことで決して叔父を許そうとせんかったが、まあ、それが計略ってやつの元来の性質じゃな。少なくともそう言われとるよ」
ペイス
「…すみません。ベリンヴァー(ハーパー幹部の一人、上の画面壇上の人)がおっそろしい目で僕を睨んでる。どうやらお引き留めしないほうがよさそうだ」


*原文 head spin 。回転し続けたとか多忙とかあまりにも複雑とかで頭がクラクラする、目が回りそうという意味。ヤンはそれを実際の目まいの話にし、しかも叔父さんがそれを治すため(多分逆方向に😅)叔母さんのアタマを回して失敗した、ととんでもないことをすっとぼけて話しているわけ。

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