SoA, ケルドーンのクエスト#3、マリアの告白、ケルドーンの苦悩
<ケルドーンの奥方マリアは、この2か月の間に一日しか家に帰らず、かつ同じ町内にいるというのに顔を合わせもしない夫のケルドーンに辛い思いをぶちまける。ケルドーンはあくまで優しく妻をなだめようとするが…>
ケルドーン
「騎士団の職務は果たさなければならないんだ、マリア。わかるだろう。もし私に選べるものなら、私はここにいたとも」
マリア
「そう?本当にそう?騎士団のホール*は同じこの町にあるのに、それでも私はあなたに会うことがなかったわ。あなたはいつも騎士団の仕事に駆け回ってばかり!」
「私はどうなるの?私の心はどうなるの、ケルドーン?もし…私があなたをもう愛してないとしたらどうなるの?」
ケルドーン
「マリア!」
マリア
「娘たちがもう父親なしにやっていけないとしたら?私がもう夫なしにやっていけないとしたら?」
ケルドーン
「君はもう私を愛していないと?…私は…私はずっと君を愛していた、そしてこれからもずっと愛している。どんなにうまく隠していても、私にとって、君と一緒でなかった一日は、永遠に失われた一日なんだ」
「私は教会も愛しているが君を愛している、ただ、教会はより苛酷な主人なんだ…私たちはそれを承知して結婚したんじゃないか」
マリア
「ええ、ええ。私もそう思ってあなたを愛している、心のありったけで…」
ケルドーン
「それなら、私たちが愛し合っているのなら、マリア、何が私たちを隔てると言うんだね?」
マリア
「私…私、別の男性と会っているの…娘たちも召使いたちも知ってる…彼―彼は娘たちをサーカスに二回連れて行ってくれたわ…ああ、ケルドーン…」
ケルドーン
「きみ…何だって?何という名前の男だ?!」
マリア
「ウィリアム―トープのウィリアム卿…お願いだから、彼を傷つけないで、ケルドーン。もし私があなたと一緒にいられないなら、せめて私に代わりになるものと一種にいさせて!」
アノメン(PTのプリースト、騎士志望)
「これは…これはまずいぞ、<主人公>。マリアが他の男と関係を持ったとすれば、牢獄送りが筋だからな。ケルドーンは心中きっと引き裂かれる思いだ…」
ケルドーン
「きみ、娘たちの所に―行きたまえ。いま君を見ていると、マリア…君を見ていると、頭がおかしくなりそうだ」
(マリア、その場から出て行く)
「名誉は呪われてあれ!…おお、神が私にこの件を法廷に出すようお命じとは。ウィリアム卿は縛り首になり、私が生涯愛した女性は牢獄に送られるだろう。どう転んでもこうなるしかない」
*原文ではギルドの会館 guild house 。マリア奥様、憤りのあまり、由緒ある誇り高き騎士団のホールを商工会議所呼ばわり😅