BG2, 第2章、ダオ・ジンの物語2、主人公はラクシャーサ探しを引き受ける
<1の続き>
主人公
「私が代わりにこのラクシャーサを捕まえるっていうのはどう?」
カーン
「フムム。そういうことなら、定命の者よ、わしにやつの首を持って寄越せ…もしそうできたら、ここでのお遊びは心残りじゃが、ダオはカリムシャンに戻るとしよう」
主人公
「このラクシャーサがいそうな所に心当たりは?」
カーン
「わしらにそれがわかっとるなら、もう出かけていって捕まえとる、そうじゃろ?やつはシェイプシフターじゃからして、きっとまたしょうもない定命の者に化けて隠れとるに違いない。やつらがよくやる手じゃよ」
「やつとその従者どもがこの町の中自体におるというのは疑わしい。ラクシャーサの食欲*と嗜好では、人中にそう長く隠れきりではおれまいからな」
「だが、やつがこの近辺におることは間違いない。おそらく、ラクシャーサの習いとして、身を隠しつつお前たち定命の者どもを餌食にしておるだろうよ。が、断言はできん。やつはどこにいてもおかしくない」
「どうだな、チビの定命者よ?お前はイータフィアの首をわしらに持ってきて、この退屈な場所でのわしらの滞在を終わらせる気があるかな?わしらは定命の者がとうとうこの件にケリをつけてくれれば嬉しいがな」
主人公
「いいですとも。このラクシャーサを見つけて、首をあなたまで持っていけるようやってみるわ」
カーン
「ああ、こいつはいい!ダオは狩りがうまくいくのを祈っとるぞ。イータフィアの首を見るのを楽しみに待っておるぞ!」
(主人公、去る前にカーンのそばにいる別のジンに話しかける)
ファーフィラー
「ヒヒヒ…お前、あのラクシャーサを捕まえるんだって、ええ?そうなるよりまず殺されるぜ、定命者よ!イータフィアはルーク*で、ナイトだ。お前にゃ手に負えっこないよ!」
*ラクシャーサは食人鬼。
*ruhk ルークはラクシャーサ社会における高位のもの(ラクシャーサ全体で15%しかいないというから相当のエリート)。ラクシャーサ語?で「騎士(ナイト)」の意味に当たるらしい。戦闘力や魔法耐性に長けている強者。