BG2, 第2章、主人公はラサードに出会う2、ラサードが仲間になる
<1の続き>
ラサード
「私は、コラス・ダラソンはアローゴスに違いないと思うのです。私の兄のガマズを殺したその男に*」
主人公
「証明できるの?」
ラサード
「アローゴスの跡を追っていた時、私はたまたまカルトの信者に出会いました。私は彼と戦うより、その言いぶんを聞くことにしました。そして、彼がダラソンのことを話せば話すほど、彼が従っているのは実はアローゴスだと私は確信させられたのです」
主人公
「彼にもそう言ってみた?」
ラサード
「彼は信じませんでした。ダークムーンのモンクだった時、彼はアローゴスに会ったことがありました。コラスは別人だと言うのです。それでも、私はこの両者がもし同一人物でなかったとしても、少なくともその間に何の繋がりもないとはどうしても信じられません」
主人公
「ちょっと待って―その人はアローゴスとコラスを両方知っていて、彼らは別人だと言ってるんでしょ。なのに、あなたはまだ同一人物だと思ってるの?」
ラサード
「奇妙に聞こえるのは十分承知しています、<主人公>。しかし、私は心でそれが真実だとわかっているのです」
主人公
「あなたは欺瞞が受け入れられる人じゃないわ、ラサード。自分で自分を欺いてるのでなければいいけど」
ラサード
「たとえダラソンがアローゴスではなかったとしても、このカルトは明らかにセルーネイに仕える者たちみなの脅威になっています。打倒しなければならぬものです」
主人公
「それなら結構ね。私、最後に悪のカルトを倒してからもう一ヶ月以上になるわ。私といらっしゃいよ。こいつを一緒にやっつけることにしましょ」
ラサード
「ありがとう、<主人公>。一緒なら、アローゴスとそのカルトをきっと打倒できます」
主人公
「今にわかるわ。今にわかるって」
*BG1でのラサードの個人クエスト。かつてラサードとその兄ガマズは、アローゴスのしわざによるアスカトラのサンソウル寺院の信徒殺戮の調査に派遣されたが、そこでガマズは単独行動中ダークムーン信徒の襲撃にあって瀕死になり、そこをアローゴスに口先うまく騙され、サンソウルからダークムーンに乗り換えてしまった。ラサードは兄は死んだものと思っていたが、その後ガマズ本人から命を狙われて真相を知り、何とか正道に引き戻そうとしたがかなわず、とうとう手にかけることに。それでラサードはアローゴスを兄の仇としてひどく憎んでいるわけ(この一件には兄弟の生い立ちや事件の背景がやけに複雑に関係してるので、大ざっぱに言えばこんな感じ)。