BG2, SoA、モンタロンを探せ⑧、ハーパーの刺客
<⑦の続き。モンタロンだとばかり思っていた小鳥は実はツァーを狙った刺客ルセットだった。主人公の驚きは一方ではない>
ルセット
「愚か者はこうして生命を落とすもの…」
「さえずる翼に乗って、死は訪れる
その歌は曲りくねった長いあざむきの歌
そして最後に、敵に最期をもたらす
そして最後に、微笑むのはハーパー!」
主人公
「これはいったいどういうこと?あなたはツァーのスパイじゃなかったの?」
ルセット
「彼の身体に刺さった私の剣を見ればわかるはず。私は術策で魔力を用い、彼の無防備な心臓に一撃を見舞ってやったのです!」
「そなたと言い争う気はありません。手の込んだ術策ではあったけど、先は見えていました。そして結局、この愚か者は滅んだ。当然そうなるべきだったように」
主人公
「彼は何の罪を犯したと言うの?殺すにはどんな理由があったの?」
ルセット
「そなたは彼をおかしいと思わなかったのですか?彼はハーパーをスパイしていた、それで彼がどこに属する者かが知れるはず。そなたには彼の正体がわからなかったかもしれない、しかし我らにはわかっていました」
「彼はゼンタリム*に仕える黒魔術師、忌まわしいものを作り出しては最も高い値をつける者にそれを売り渡す人物。ゼンタリムの通常の活動圏からここは遠く離れた場所ですが、しかし予想外の敵というわけではありません」
「彼のあのこれ見よがしの態度では、目を惹かれないわけにいきません。我らはすぐ彼のことを嗅ぎつけました。そなたはやむを得ず彼に手を貸したに過ぎないから、咎めることはしません」
「そなたは大いに我らの役に立ちましたよ、もし知らないでいるのなら。彼に手を貸すと約束したことは忘れてあげます。その首飾り*はがらくたですよ…真に祝福されし装飾品はハーパー・ピン*のみです」
*ゼンタリムはもちろん悪の組織。傭兵団的一面もあり、他国を侵略してはそこに傀儡政権を置いたりして支配地を増やすのが仕事。リーダーは飽くなき支配欲に駆られた狂気の魔術師マンショーン、本拠地はフェイルーン大陸中央から北よりにあるムーンシー国のなか。思想が真逆のハーパーにとっては仇敵みたいな存在。
*主人公が先にハーパー本部内を見学させてもらった時、禁じられた2階に上がるのに番人の目をごまかすためこっそり身につけた”ハーパーの一員の証”と称されていたアミュレットのこと。
*ハーパーの会員のしるしのブローチ(襟ピン?)
*なお、ジャヘイラの個人クエストを無事クリアすると、ハーパー・ピンがどなたかからいただけます。ついでに、ジャヘイラの個人クエストは戦闘が多くて大変だけど、ヒールポーションやアクセサリーがその都度たくさん手に入るのがいいところ。