BG2, SoA、モンタロンを探せ⑨、後味の悪さにアノメンは怒り、ヤンは話を思い出す
<⑧の続き。ハーパーにまんまと一杯食わされたとわかり、主人公はもとよりPTメンバーも面白くない気分が…>
ルセット
「お行きなさい。次にそなたがハーパーと見える時が、これより愉快なものであることを祈ります」
<去って行く>
アノメン(PTのプリースト)
「我々は暗殺者をその標的のもとに連れて行く手段に使われたのか!あんな邪悪な男は殺されて当然にしろ、騙されて道具にされたというのは実に面白くない!」
ヤン(PTのホラ吹きノーム)
「ほう、こいつは”真の刺客は小鳥だった*”っていう例のトリック、じゃな?その手で来るとわかっとくべきじゃったよ。昔、イトコのベラーが大叔父のトゥーカー相手にそれをやったことがあった。公平に言って、やつには誰も死なせる気はなかったんじゃが。大叔父の誕生日、やつはちょいとした悪ノリで、大叔父の前で化けていたハチドリから元の姿に返って見せたんじゃ…もう歳だった大叔父はビックリ仰天して、その場で心臓発作を起こして死んじまった。年寄り連中はもうカンカンで、ベラーを永遠にハチドリのままでいるようしちまった。が、やつはそれを気に入っての、ピューッと飛んでったよ(一族の中でもあの家系の者はいつもちょっとイカれたとこがあった、わかるかな)…でその一週間後、グリフォン*に食われちまったということじゃ。やれ、正義ってものがもし存在するなら、あれがまさしくそうだと、わしは思うよ」
*海外のおとぎ話には、人間が魔法で鳥の姿に変じて云々…というのが少なくない。暗殺者がそうなったという話は寡聞にして知らんけど…
*前半身がワシ、後半身がライオンの怪物。巨大な翼で空を飛び、非常に目が鋭くて遠くまでよく見え、知能も高い。ヤンの話や独り言から察するに、どうやらノーム族はグリフォンの好餌のひとつであるらしい😱