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BG2, SoA, ナリアの提案①、ナリアは許嫁との縁を切ろうと計画する

<デアルニス城にて。侵攻してきたトロル軍は撃退したものの、城主でナリアの父だったデアルニス卿は残念ながらすでにトロルに殺された後だった。デアルニス家の唯一の相続者であるナリアは今後について思い悩む*ファイターの本拠地クエスト>

ナリア
「ごめんなさい、私、ちょっと時間を取って考えをまとめないと。あなたはとてもよくしてくれた。さあ、私に可能なだけの報酬を払わせて、それで…それで…」
「ああ、いえ…その、もう少しここに残ってもらうわけにはいかないわよね?私ほんとに助けが…だめだめ、これは私自身の問題。自分でできる限り対処しなければ」
主人公
「言ってみるだけなら構わないでしょ、どんなことか」
ナリア
「すごく面倒な状況になっちゃってて。私にもちゃんと覚悟が決まってるかどうか自信がない。でも、私に残された選択はあまりなくて、お父様が亡くなった今となっては」
「私には許嫁いいなずけがいるの、ね。そう、お父様の有力なお仲間が、あのくだらない仕来りに私を引きずり込んだってわけ。私はイサエア・ローナルというつまらない男と結婚することになってる」
「お父様も後悔したんじゃないかと思う。でも、それが富裕な一族がビジネス・ステータスを築くやり方なのよね。お父様はもう約束を反故ほごにしたがってたようだけど、でも今はお亡くなりになってしまった…」
主人公
「残念ね。あなたに残された道は?」
ナリア
「ローナル家は、というか主にイサエアだけど、ずっと圧政的だった。相続人は私だけだし、伝統的に家名は男が継ぐって知ってるから。私の一族の富をイサエアが好き勝手に処分するのが心配」
「私は私より低い身分のものともいい関係を築こうと頑張ってきたけど、ローナル家が力を握ったら、それもきっと続けられなくなる。キザな、お高くとまった、それにもう高慢ちきったらない人たちなのよ」
主人公
「私もお付き合いしたいと思わないタイプね。私にできることは?」
ナリア
「私は許嫁の身分から、それもすぐに、降りなきゃいけない。あの人たちは古臭い伝統を重んじてる、で私もそれを、私とあなたの相互利益のために、利用することができると思う」

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