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BG2, 第2章、棄教者の住処にて①、ビホルダーの真の目的

<主人公がガールにもらった鍵で扉を開けて中に入ってみると、そこは意外に広い空間の部屋?広間?になっていて、みすぼらしい、両眼のない人々数名の姿があった>

ササール
「ん、気をつけろ、友よ。誰かやって来た。人の気配がする!」
主人公
「恐れなくても大丈夫。私はあなた方の神の杖を探しにここに来たんです」
ササール
「ダメだ!そうしてはならん!ビホルダーに杖を渡してはいかん、ご婦人よ!あれは恐るべき力を秘めた宝物なのですぞ!」
主人公
「でも、あなたは目をお失くしでしょう。カルトの信者なのになぜそんなことをおっしゃるんです?」
ササール
「そうではない、ご婦人。わしらは信者ではありませぬ。あるいは、もはや信者ではなくなったと言うほうが正しい。ここに来なさったのはどういうわけで?」
主人公
「まず、”もはや信者ではなくなった”とおっしゃるのはどういうことなのか聞かせてもらえませんか」
ササール
「わしの名はササール。かつては”唯一神”のハイ・プリーストだった。この邪悪な化け物の真の目的を発見した時、わしはカルトを脱出しました。そして、他の脱走者たちに出会ったのです」
「わしらはビホルダーの企みを止めようとしましたが、両眼と引き換えにやつがわしらに与えていた感覚は消え失せてしまった*。わしらはそれこそ、この悪魔を阻止しようとして躓いた、文字通り眼の見えぬ者どもなのです!」
主人公
「いったいどうやってビホルダーを阻止するつもりだったんです?」
ササール
「わしが”見ざる眼”のハイ・プリーストだった時のこと。わしはそやつがここに来たのは、地下にある強力な宝物を手に入れるのが目的だったと知りました」
「その宝物の力はあまりにも破壊的であったため、神々ご自身、それを二度と使うべきでないと定められた。それは二つに折られ、そのうちのひとつがここに隠されました」
「それは強大な魔力と、洞窟に住むモンスターらによって侵入者から守られております。ビホルダーに仕える者らがそれを手に入れようとして、大勢命を失ってきました」
「わしは知っているのです、ご婦人よ。ビホルダーはこの杖の片方を手中にしておるのです!もしそやつがここにある片方をも手に入れれば、やつはいかなる凄まじい破壊行為を起こすことも意のままとなるでしょう!」
主人公
「それが本当なら、このカルトは滅ぼさなければ。杖を取りに行くのは止めにします」


*今まで、両眼がないのにどうしてガールやその他のカルト信者はサクサク動いたり来客を鋭く感知できたりするのか不思議だったけど、なるほど、実はビホルダーの力を借りてたのか…😯

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