BG2, SoA, エドウィンは主人公の真意を看破する②、エドウィンはメイヴァルの金庫の鍵を渡す
<①の続き>
エドウィン
「”ナイヴズ”はウェストゲート*のごみごみした汚水溜まりに本拠を置く、追い剥ぎ、山賊、強盗どもから成る冷酷無情なギルドだ。やつらは明らかに勢力拡大を望んでいる」
「この計画がシャドウ・シーフに知れた時の危険をメイヴァルはよく呑み込んでいる。致命的だと。彼の野望にとっても、自分自身の息の根にとっても」
「お前の望んでいる証拠はメイヴァルの個室で見つかるだろう。都合のいいことに、私は彼の金庫のカギをここに持っている。この一件では、私は勝ち馬に乗ることにする」
ニーラ(主人公PTのワイルドメイジ、レッド・ウィザードと敵対している)
「ボスを裏切るなんてあんたらしいわね。こいつがあなたを裏切るのだって時間の問題だと思わない、<主人公>?」
ヤン(主人公PTのホラ吹きノーム)
「やれ、これこそほとんどのファミリーが望んでやまない”忠誠”ってやつじゃろうな。ひとつ内幕モノを著さにゃなるまい…『右腕―メイヴァルが信ずべきでなかった男』てのを。ああ、そうとも、そこら中の盗賊が、そう来なくてはと会心の笑みを漏らす本になるじゃろうよ!」
エドウィン
「メイヴァルの部屋に侵入するのに、我が比類なき魔術の力の助けを仰ぎたいかね?お前もよく承知の通り、我が技巧は最高のものだからな」
主人公
「証拠の文書はいただきに行くけど、あなたの助けはいらないわ」
エドウィン
「好きにしろ。だが、私はお前たちサルどもが仕事を片付けるまでボンヤリ待ってはいない。メイヴァルの私室はこの階下にある…私はお前たちが金庫を開けられるよう、そこのカギをわざわざ手に入れておいたのだ」
「では失礼する。私自身も、この裏切りによる利益を収めねばな。報酬のためにメイヴァルを死体にしようとする者は、お前だけではないのだぞ」
「まともな考えができるようになって、我が魔術の才能から利を得たいと思うようになったら…(私の利でもある、このサルどもと旅に出るにはこの理由しかないから)…コパー・コロネット*で私を探すがいい」
<退場>
*ウエストゲートはフェイルーン大陸の中央にある内海の東岸、ドラゴンコースト地方にある犯罪者のたむろする都市。入り江を挟んだすぐ上がセンビア国。
*スラム地区にあるいかがわしい酒場兼宿屋。