BG2, SoA, ラサードとニーラの会話
<瞑想を好み、静かにしているのが好きなモンクのラサードは、口から先に生まれたようなニーラのお喋りの賑やかさに閉口ぎみ>
ニーラ
「…で、だからあたし言ったの、『じゃあ黄色くしてみたらどうよ?』って。そしたらね、彼女あたしを笑ったの。笑ったのよ!信じられる?」
「ラサード?あなた大丈夫?」
ラサード
「私はどうも頭痛がしてきたらしい」
ニーラ
「あら、大変!頭痛ってイヤよね。あたしそういえば前に―」
ラサード
「ニーラ、黙って考えることの大切さを誰もあなたに教えてくれなかったのですか?」
ニーラ
「えっ、黙って考えたい人なんて存在するの?」
ラサード
「宇宙の無辺の広がりについてとか。黄昏どきに交錯する光と影の戯れとか。お喋りをやめて楽しみたいものがいろいろあるでしょう?」
ニーラ
「まあ、ごめんなさい。時々あたし夢中になっちゃうのよ、ね、それで―」
ラサード
「そうでしょうとも。わかってます」