BG2, 第2章、サーンドの話1、人違いで捕まったドルイド
<トレードミートにて。町長に許されて、主人公は地下の牢に囚われて(匿われて)いるドルイドと話に行く>
サーンド
「こんにちは、お会いできて嬉しい。私はサーンド。私がここで起こした騒ぎの後では、私の身元など秘密ではなかろうが」
「あなたはよい方のようだ。あの立派なロード・コプリスのお友だちですかな?私は商人たちの中にほとんど知り合いを持たないもので」
主人公
「ロード・コプリスが私をここに寄越したの。あなたを町の外まで連れ出して、できるだけ手伝うようにって」
サーンド
「彼は早まったことはしないたちと見える。商人にすれば私など信用できないだろうに。私がここに来たのは襲撃があって間のない時だったから、私が疑わしく見えたのに無理はない」
「私は騒々しい暴風のようでなく、伸びる蔓草のように音もなく来訪するべきだったよ。密やかさというものが自然の成長に付き物なのを、私は時に忘れてしまう」
「ああ、だが草を枯らす疫病*は終わるだろう、そして私はその時になれば、よりよき自然との繋がりを培うべく元の地に戻るだろう」
主人公
「早くここを出ていくことにしましょ。町の人々の忍耐は当てにしないのが一番よ」
サーンド
「さすがコプリスの選んだ方々だ。今は何より用心深さが大事だな。私は私の知っていることをできるだけお話ししよう、十分な情報を集めるだけの時間はなかったものの」
「さっきも申した通り、私はサーンドと言って、この地区のドルイド団がなぜ伝統的なものごとの序列を捨て去ったのか調べに北方から派遣された者だ」
*blight は胴枯れ病、植物を枯れたりしおれたりさせる植物の病気。ドルイドは自然の忠実な使徒なので、話によくこういう植物や自然現象にたとえた表現を使う。