BG2, 第2章、哲学者の論争、無抵抗主義と抵抗主義
<トレードミートにて。街の外壁近くの市場で、2人の哲学者が何やら論争中>
哲学者A
「お教えするが、我が兄弟よ…人生の正しい生き方とは、その苦患を受け入れることだ。人は柳が風に逆らわぬがごとく、目前の苦難を神の置かれた試練と見なし、これを乗り越えねばならぬ」
哲学者B
「愚かしいことを。人は必ずや抵抗せねばならぬ!我々は抵抗を通じてこそ強くなるのだ!生き残るのは強者のみ。それから、私はあんたの”兄弟”ではない」
哲学者A
「力は智慧と柔軟さより来るもの…人はこれから来るものを受け入れるには柔軟でなければならぬ。抵抗はいたずらで無益だ、我が子よ」
哲学者B
「逆境に抵抗することは人に力をもたらす。無益ではない!戦争と暴力は弱さと不健康を取り除き、みなを強くするのだ!それから、私はあんたの子ではない」
哲学者A
「戦争と暴力は心弱きものの頼みの綱だ、我が友よ。それらは成功の結果としてより、むしろ失敗の結果として起こる」
哲学者B
「ケッ!その思想からどんなことが持ち上がるかお見せしよう、”我が友”!ハントリー?」
ハントリー
「何です、ボス?」
哲学者B
「彼に、彼の思想の行きつく先を見せてやれ」
ハントリー
「承知しやした、ボス」
哲学者A
「私の正しさがただ証明されようとしているだけなのを知っていればいいのだが、きみ」
ケルドーン(主人公PTのパラディン)
「お二人の議論はともあれ、私は弱者が犠牲になるのを見過ごすわけには参りません。従者をお止めください、殿、さもないと私は介入せねばならなくなります!」
(哲学者B、無視する。ハントリー、哲学者Aを攻撃する)
ハントリー
「下がってな、貴様、さもなきゃどうなるか知らんぜ!」
(ケルドーン、ハントリーを攻撃する)
ケルドーン
「善は今日我らが傍らにあり!」
*この場面では、ケルドーンはこちらが何をせずともオートで攻撃に移ります。
*乱暴者をやっつけた後は…従者をけしかけた方もけしかけられた方も、感謝や謝罪はおろか「せっかくの論争のジャマをされた」みたいにブツクサ言って去っていきます。おい。