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BG2, SoA, メイヴァルの最後の試験③、憐れみの心、ケルドーンはアノメンにお説教する

<②の続き>

主人公
「あなたを殺したくはないわ、エンバート。あなたのダガーをちょうだい、それをメイヴァルに見せてあなたを殺した証にするから。そうしたら見逃してあげる」
エンバート
「そ…そうしてくれるのか?あんたが誰かは知らんが、友よ、心から感謝する!これが俺のダガーだ。俺は今すぐ街から逃げる!ほんとにありがとうよ!」
<去って行く>
ケルドーン(主人公PTのベテランのパラディン)
「あのような臆病者は、殺してやったところで誰からも苦情は出ないようなものだが、<主人公>、あんたが憐れみの心を備えていると知るのは嬉しいね」
アノメン(主人公PTの若いクレリック、騎士に叙任されている)
「あいつを逃がすのかね?あいつは盗賊だぞ!あいつは主人を裏切ったようにあなたを裏切るだろう、で一切は無駄だったということになるだろう!あんなやつはさっさと殺して片付けてしまえばよかったのに!」
ケルドーン
「<主人公>がああしたのは賭けのようなものだ…だが、たとえ我々のなかの最低の者に対してでも、憐れみというものを忘れてはならない。君だって、騎士団*が君に賭けてくれたおかげで今があるのではないのかね、ん?」
アノメン
「私は騎士団に対して何度も自己の真価を証し立ててきましたよ、ケルドーン。私をあの…あの犬めとは並べないでください」


*レディエント・ハート騎士団。ケルドーンも属している誉れ高きパラディンの組織。アノメンは最近ここで正式に騎士に叙任されるという長い間の夢をかなえたが、それまでにはアル中父の妨害や彼による騎士団への嫌がらせ、また殺された妹の敵討ちと法による裁きとのいずれを選ぶかの板挟みなど、一方ならぬ苦心や苦労があり、騎士に叙任されるかどうかハラハラ続きだった。

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