【10月21日】マーケットレポート 『円150円台、32年ぶり』
本日の市場
●株式市場&債券市場
【外国市場】
・前日に発表した決算で調整後の一株利益が市場予想を上回ったIBMなどがダウ全体を押し上げた
・米長期金利は2008年6月以来の高水準に達したことが嫌気され、3指数揃って下落した
【東京市場】
・米長期金利上昇による米国株安懸念により、売りが先行
・米ナスダック100株価指数先物の下落やアジア株式市場の全面安をうけ、軟調地合い
・後半は、中国のコロナ対策緩和報道を好感し、買われるものが増え、下げ渋り商状となった
●為替相場
・日米金利差や輸入のための実需のドル買いなどによる円安圧力。20日の外国為替市場では、遂に1ドル=150に達した
本日のトピック
①円150円台、32年ぶり
20日の外国為替市場で円相場が下落し、一時1ドル=150円の節目を1990年8月以来32年ぶりに下回った。
・(要因①)日米金利差による円売り/ドル買い
・(要因②)輸入のための実需のドル買い圧力
→かつては円安になると国内からの輸出が増え、稼いだ外貨を円に替える動きが円安のブレーキとなっていたが、
→企業が製造拠点を海外に移した現在は、そのブレーキが弱くなった
・貿易収支は、【1990年】+7兆6000億円の黒字→【2022】▲14兆3000億円の赤字
②トラス英首相、辞任表明
英国のトラス首相は20日、「保守党から選出された任務を果たすことができない」と辞任を表明した。
・9月下旬に打ち出した大規模減税策が金融市場を混乱させたことに対する引責と見られる
・トラス氏は新党首選出までは首相の職にとどまる
・英紙タイムズ「ジョンソン前首相が党首選にrっ候補する可能性がある」と伝えた
・スナク元財務相も候補にあがっている
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