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【10月13日】マーケットレポート 『岸田首相、リスキング支援3本柱示す』

本日の市場

●株式市場&債券市場

【外国市場】
・本日、21:30発表の米9月CPI発表前に積極的な動きは見られず

Googleファイナンス、Bloombergより

【東京市場】
・米市場での(ハイテク株を中心とした)ナスダックの年初来安値更新や半導体銘柄で構成するSOX指数の下落をうけ、東京市場でも半導体関連株の売りを促した
・一方で、空運、陸運、小売などインバウンド関連株への買い気は強く、一進一退の相場展開となった

Googleファイナンスより

●為替相場

…FRBによる大幅な利上げが続くとの見方に加え、英イングランド銀行の国債買い入れ終了に伴い、投資家が安定資産であるドルに資金を振り向け、ドル高が進行した。

Googleファイナンス

本日のトピック

①岸田首相、リスキング支援3本柱示す

岸田首相は5年間で1兆円を投じる「人への投資」について3本柱で進める方針を示した。

①転職や副業などで受け入れた非正規雇用者を正規雇用に転換した企業へ助成金を拡充する
→「助成金目当てで、とりあえず正社員へ」といったスキルがない人材の移動が起きないかが課題。
②在職者の「リスキング〜転職先探し」までを民間の専門家に一括して相談できる制度の拡充
③従業員の学び直しに取り組む企業への支援金の補助
→具体策は今後詰める模様

②1ドル=146円台、24年ぶりの円安

外国為替市場で円安が進んでいる。

・1ドル=146円台まで下落した
・1998年8月以来、24年ぶりの安値をつけた
・依然として、FRBによる大幅な利上げが続くとの見方が強い
・英イングランド銀行の国債買い入れ終了に伴い、投資家が安定資産であるドルに資金を振り向けている面もある

個別銘柄関連トピック

①ビックカメラ、▲34%の減益

ビックカメラの2022年8月期の連結純利益は57億円(前期比▲34%)だった。
・売上高、7923億円(前期比▲5%)
・営業利益、178億円(前期比▲2%)
・純利益、57億円(前期比▲34%)
・(要因①)巣ごもり需要の反動減(パソコン・空気清浄機)
・(要因②)連結子会社である携帯ショップ事業で46億円の減損損失を計上

②東宝、+8%の増益見通し

東宝の2023年2月期の連結純利益は320億円(前期比+8%)となる見通しだと発表した。
・売上高見通し、2400億円(従来予想より+80億円)
・営業利益見通し、420億円(従来予想より+40億円)
・純利益見通し、320億円(前期比+8%)
・(要因①)映画事業が前期比7%の増収、「トップガン」「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」「ミニオンズフィーバー」などのがヒットが大きい
・(要因②)演劇事業も好調
・11月公開予定である新海誠監督のアニメ映画「すずめの戸締まり」のヒットを見込む

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