【11月29日】マーケットレポート 『中国の景気悪化懸念、世界経済に波及へ』
本日の市場
●株式市場&債券市場
【外国市場】
・ゼロコロナ政策への抗議活動が起きるほど、中国でのコロナ感染者数が多く、中国の景気悪化懸念が世界経済に波及するとの見方から幅広い銘柄に売りが出た⬇
・中国での製品が打撃を受けると伝わったスマートフォンのアップルが下落⬇
・中国の需要減の見通しから米原油先物相場が年初来安値をつけ、石油のシェブロンが下落⬇
【東京市場】
・前週末の米株式市場で半導体関連などのハイテク株が下落した流れで、東京市場でも東京エレクトロン(▲1.56%安)などに売りが出た⬇
・中国での新型コロナ感染拡大をうけ、同国経済の先行きに慎重な見方が広がっている
・今週末に発表される11月米雇用統計を前に様子見ムードも広がりやすくなっている
【アジア市場】
・新型コロナウイルスの封じ込めを目指す中国の「ゼロコロナ」政策をめぐり、北京市など各地で抗議活動が発生。中国経済の先行き不透明感が重しとなった⬇
●為替相場
・米利上げペース減速期待にともない、日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが先行
・中国で「ゼロコロナ」政策に対する抗議デモが広がっていることを嫌気して、運用リスクを抑える目的でこれまで積み上げた円売り持ち高を解消する動きが出ている