【11月14~18日】週間マーケットレポート
過去
●外国市場
【14(月)】
・前週の大幅高から、短期的な利益確定の売りが出やすかった⬇
・ブレイナード副議長「利上げペースを減速するのがまもなく適切になる」と金利上昇の余地が限られるとの発言から株買いにつながった⬆
【15(火)】
・10月(米)卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回ったことから、インフレのピークアウト観測が意識され上昇⬆
・小売大手ウォルマートの8~10月期決算にて、売上高と1株利益が市場予想を上回ったことで株価は7%近く上昇⬆
・ポーランドにミサイルが着弾し、死者が出たとの報道から上値を抑えた⬇
【16(水)】
・小売大手ターゲットの低調な企業見通しをうけ、株価▲13%安⬇
・業績が景気の影響を受けにくい、ディフェンシブ株が買われダウ平均を下支えした⬇
【17(木)】
・米金利上昇により、株式の相対的な割高感を意識する売りが優勢⬇
・セントルイス連銀のブラード総裁「まだ、十分に景気に制限的な水準に達していない」と一段の利上げの必要性を主張した⬇
【18(金)】
・米金利上昇もあり、顧客情報管理のセールスフォースなどのハイテク株は売られた⬇
・「経験則的に年末にかけて株価が上昇しやすくなるのを見越し、機関投資家が持ち高を増やし始めている」との見方もある⬆
●日本市場
【14(月)】
・前週末の大幅上昇をうけ、利益確定目的の売りが優勢だった⬇
・日経平均への寄与度が高いソフトバンクGが株価▲12%安となり、相場の重荷となった⬇
【15(火)】
・前日の米国株が下落した流れをうけ、朝方は安く始まったが、利上げペース減速期待は根強く、次第に買いが優勢となった⬆
・三井住友FGは今朝の連結純利益予想を情報修正したほか、自社株買いも発表し、株価4%高となった⬆
【16(水)】
・10月(米)卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回ったことから、インフレのピークアウト観測が意識され上昇⬆
・ポーランドに着弾したミサイルを巡り、地政学リスクの高まりが警戒され、下げる場面が多かった⬇
【17(木)】
・前日の米国株市場で半導体株が下落した流れをうけ、東京市場でも半導体関連株に売りが波及した⬇
・アジア株式市場の下落などから、手控え気分が見られた⬇
【18(金)】
・心理的節目の2万8000円近辺で利益確定などの売りに押された⬇
・米半導体株指数(SOX)の上昇などから、買い気がみられ、半導体関連株は上昇⬆
・米セントルイス連銀のブラード総裁が17日、一段と利上げが必要との見方を示したのも重荷になった⬇
●市場に影響を与えたと思われる情報
【外国市場】
・FRB高官の発言(特にセントルイス連銀のブラード総裁の発言)
・米卸売物価指数(PPI)
・"ウォルマート"や"ターゲット"などの米小売大手の決算
・米長期金利
・「年末にかけて株価は上昇する」という経験則
・ポーランドに着弾したミサイルを巡る地政学リスク
【日本市場】
・"ソフトバンクG"など日経平均株価への寄与度が高い企業の決算
・前日の米国株動向
・米卸売物価指数(PPI)
・心理的節目である2万8000円台近辺での売買
・米SOX指数
未来
来週の予定
●23(水)
・(米)10月耐久財受注
・(米)10月新築住宅販売件数
・(米)10月製造業PMI
・(米)10月サービス業PMI
●24(木)
・(米)FOMC議事録