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不登校 学校へ行くと言った息子 行かせたくない親

 息子、久しぶりに学校へ行って来ました。

 と言っても授業に出たわけではなくて、教頭先生とお話をしに。

 冬休みが明ける前日に、「教頭先生とお話ししに行くけど一緒に行こうか?」と聞いた時は「いや〜やめとく。」っていう回答だった。その日に、「教頭先生が会いたがっていたよ?いつ会いに行く?」と少々強引に話を進めて、3日後くらいにもう一度「教頭先生にいつ会いに行く?」と聞いたら「じゃあ、来週の水曜日にしようかな?」

 というわけで水曜日。私は吐きそうになる程緊張しながら息子と学校へ向かった。息子に「緊張してる?」って聞いたら「全然してないよ。」という返事。「そうなの?」と少し拍子抜け。
 教頭先生に会うなりハキハキと会話をしだす息子を見て、ホッとして、私は息子を教頭先生に託して息子の担任の先生に会いに行った。

 担任の先生は、学校で1人一台づつ持っているタブレットを使って朝オンラインミーティングを始めるので、息子もそれに参加してみてはどうか?という提案をしてくれて、その説明を伺いに行った。
 その時に息子はあまり乗り気ではない旨を話し、顔を出さなかったり、声を出さないでの参加とかでも出来ますか?と聞くと、担任あまりいい顔をしない。「1人違うことをしている人がいたら、他の生徒がどう思うか…。」その回答に激しく違和感を覚える私。「どう思ってもいいのでは?むしろ1人違う子がいた時にどう思うかっていうことが大切だと思いますけど。」とつい反論してしまう私。「いやあ、そういうのは未然に防ぐのが我々の仕事で…。」はあ?未然に防ぐのは人と違う子をいじめようとする気持ちを持つことなんじゃないの?あまりにも担任と私の考えが違うのでその後もまともな会話にならず、すごく残念な気持ちで教室を出て息子の元へと向かった。

 私とは裏腹に清々しい顔で教頭先生と立っている息子がいた。

 「どうする?担任も一緒に今のお話し聞いてもらおうか?」という教頭先生の提案に頷く息子。
 というわけで担任と私も教頭先生と息子が何をお話ししたかを一緒に聞くことに。先生のこと、クラスの子にいじめられることを細かく教えてくれた。それをどう解決していくかという話題になり、担任は「先生変われるように頑張るよ」と息子に言った。いじめる子がいることもその子たちと担任が話をしてみるということで、「どう?学校来てみない?」と教頭先生が息子に声をかけた。「じゃあ来週から行こうかな?」と暗示にかかったように答える息子。

 学校に行かなくなった時、私は息子に行って欲しいと思った。でも、それから沢山息子とお話しして、息子のこと見つめて、いろんな本を読んで、そうしているうちに学校なんて行かなくていいやって気持ちに変わっていた。息子が辛い気持ちになるのなら行かない方がいい。

 でも、息子が行くというのなら、全然信用できない担任だけど、息子が「信じる。」というのなら、私は行かせなければならないのだろう。不安だなあ。   

 

 

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