パナマシティ・パナマ

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画像6 未来都市のようだった。メキシコから続く、細長い中米を南下して辿りついたパナマシティ。それまで通過した国々は、どこか牧歌的な雰囲気漂う第三世界だっのに対して、パナマシティのスカイラインは「きちんとした」都会だった。見上げた視界の端に、ビルの先端が顔を覗かせる。懐かしい感覚だった。威張ったようにそびえ立つ無表情なビル群は、だから、旅の非日常を少しだけ現実に引き戻すようだった。

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