ソーンクラーン帰省の理由

 キックボクシングのジムで働いているヨードは、年1回夏休みか正月休みに1人でタイに帰省することが多く、生徒さんたちのタイ合宿引率に合わせて帰ったりもする。

 それが、いきなり「今年はタイ正月に休みをもらって2週間ほど帰省する。もう10年ぐらいタイ正月に帰っていない」と言いだした。こんな時期に2週間帰省とか、日本の普通のサラリーマンだったら帰ってきたら席がないぐらいだと思うが、出稼ぎが多いムエタイトレーナー界隈では大目に見てもらえているのがありたい。

 タイ正月は4月13、14、15日。タイでは一番暑い時期で「水かけ祭り」が有名だ。もともと村の長老の手に水をかけて清める風習が、いつのまにか水鉄砲やバケツで街中で水をかけ合い、顔に白い粉(日焼け止め)を水で溶いてぬったくり(最近はあまりやってない?)、いつの間にか2023年にユネスコ無形文化遺産に登録されるほどの一大イベントに。

 水かけ祭りはどこでも行なわれているのでアパートの前で子どもたちの集中攻撃を受けたり、買い物や屋台にご飯に行くにもビチャビチャの水浸しになるので、在住日本人も最初の数年は楽しく参加しているが、在タイが長くなるにつれ国外脱出をする人も多い。

 バンコクに住んでいたころヨードも、そこまでタイ正月に熱量が高くなかったけど、やっぱり故郷を離れると懐かしくなるのかな?と。

 と思っていたら、帰省中にヨードのSNSを見て呆然。なんと、タイの水かけ祭りに合わせて開催されるEDMフェス「S2O SONGKRAN MUSIC FESTIVAL」に行くために帰省していたのか!

 さらに公式サイトのYouTube、会場はこんなに盛り上がってますよー的な広告動画で、息子の部活タオルを首から下げてノリノリで会場に向かうダンナも登場。(帰国後に聞いたのだけど、会場で欧米人の撮影隊に声をかけられて動画撮影をしたとか)

 ということで、ノリノリのアラフィフのリンクを置くので、ご査収ください。
https://youtu.be/fn3U1llnjCY?si=lVavFcDZOTHsP26i

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