唐突ではありますが、秋におすすめの「ベータカロチンサラダ」を紹介します。 扉の画像はAIに作成してもらいましたので、完成形を寄せる必要はありませんよ。念のため。 材料: にんじん 一本 次の3つのうち、いずれか ・じゃがいも 中2個ぐらい ・さつまいも 一本 ・かぼちゃ スライスなら5-6枚くらい? たぶん、かぼちゃが一番シックリきます。そして、3つの野菜は「いずれか」でなくとも「いずれも」もしくは「2つ」でも構いません。量は調整して下さい。 作り方: 1. にんじん
朝、体が動かないのは ぐっすり寝られなかったから ゴロンと布団に倒れ込んだのは 結構早い時間だったのに なんだか気持ちがモヤモヤしてた そうだ、ご飯を食べに行こう おひるはあひるの食堂に もりもり唐揚げ食べに行こ モヤモヤもカラッといい感じ 夕方体がシンドイのは とても仕事を頑張ったから まだまだ大丈夫と思っても 知らないうちに無理してるのかも そうだ、ご飯を食べに行こう 夕飯あひるの食堂に もりもり焼肉定食で 心も体もジュウ電だ そうだ、ご飯を食べに行こう 家族みん
賑やかな祭りが、嫌いだった。 正確には、あとの静けさが嫌いだった。 何かに置いていかれたような、 すっ、と、皆が去って行ったような、 不安な気持ちになるから。 それなら、最初から静かな方がいい。 「今日さ、空いてたら…なんだけど、一緒に行かない?神社のお祭り」 急な誘いに、複雑な心情が顔に出たらしい。 「あ、無理ならいいんだ…ごめんね」 「嫌じゃないんだ、ただ…」 喉元まで来た声が音になる前に、残念そうな、照れ隠しで笑ったような、そんな顔をした彼女は、後ろを向いて
「満開の染井吉野より、葉桜のほうが好きだな」 彼はよくそう言っていた。 「どうして?」と聞いても、答えが決まっていて「美味しそうだから」。 「美味しそう?」 「うん。だって、桜餅の様でしょう?」 桜の淡いピンクが、徐々に鮮やかな緑に置き換わっていく様が、好きなのだと。そう言っていた。 いつも、町の図書館で会っていた。 待ち合わせをしていた訳ではなくて、なんとなく、予感がして行くと、居る。そんな関係だった。 いつも、窓際の、一番端っこの机に行き、静かに本を読む、少し真剣な
春を感じるのは 桜が咲き出したら。 強い風が吹いたら。 ルーキーたちの声が聞こえだしたら。 淡い桜色、蒲公英や菜の花色、鮮やかなチューリップの赤。 青いすみれ、青いヒヤシンス、ネモフィラ。 「青い花がたくさんだね」 君のその言葉で、僕の春は、青色になった。 どこからか、春の歌が聞こえる。 少しだけ肌寒さのある風。 空を見上げると、夏とは違う、青い空。 鮮やかな青の背景から、君の嬉しそうな笑顔に、フォーカスが移動する。 「今日は、ずいぶん暖かいね!」 そうだね。
現代では、知らない日本人は居ないと思われる、担々麵。暑い時期にも、寒い時でも、なぜか食べたくなりませんか。 この担々麺、いや、担々麺っぽいものは、意外と簡単に作ることができます。ではレシピを…と、その前に、この不思議な響き「たんたん」とは、いったい何のことなのか、調べたこと、ありますか。 「担」という字は、「かつぐ」という意味です。担々麺は、本場四川において、天秤棒で売り歩く麺が、発祥なんだとか。その場で、熱々の辛い麺をサッと出す、ということで、人気のファストフードだった
ポテトサラダ、好きですか? 私は、嫌いな人に出会ったことは無いのですが、「嫌いではないけど派」と「大好き派」に分かれるかもしれませんね。 このポテトサラダ、僕は、欲望をぶつける一皿だと思っているんですよ。 なぜなら、さまざまな派閥が存在するからです。 柔らかい…何ならポテンポテンとしているやつ派 ナッツやレーズンを入れる、DELIもしくはデパ地下派 ジャガイモ以外入れるのは邪道派、などなど… そして 好きなものなんでも入れてしまえ!派。 私は、これです。 そう、胡
ビストロでバイトしている友人が言っていた。「うちのは裏メニューなんだけど、必ず用意しているよ。常連さんは、8割はオーダーしてくれるかな。」シューファルシとは、そういう食べ物らしい。和食で言えば…なんだろう。角煮とか、もつ煮とか、そんな感じなんだろうか。 フレンチのロールキャベツ。そう言ってしまえばそうなのだが、細かいところは結構違うし、何より、私自身が納得いかない。シューファルシとは、ロールキャベツにはない、優しさと芳醇さがある。もちろん、ロールキャベツという、心の温まる料
今何してるの? 君のことを考えていたよ え、なに、私なんかしたっけ... うん、したした なになに? とりあえず、ご飯食べに行こっか ん?うん、いいよ〜
ピコン 「先輩!明日の日曜、映画いいですか?」 「あ、んー、うん、いいよ。」 「観たいの、もう決まってるの?」 「はい!」 「いま劇場版の『サスペンスと言う勿れ』を上映中なので、それがいいです!」 「あー、いいね」 「じゃ、また映画館の前に10時でいい?」 「それなんですけど」 「ん?」 「今回は、ちょっと遅めが嬉しいんですけど…ダメですか?」 「ダメじゃないよ。何時?」 「17時開始の回があるので、16時45分とかでどうですか?」 「結構遅いね、まあいい
陽の傾きを感じるのは、いつ頃なのだろうか。 ピーク? 折り返し地点? 多くは、たぶん、下っているときに気づくのだろう。 ああ、もう、陽は傾いているんだな、と。 休日の夕方の、混雑した商店街で、少し前を歩く彼女の背中を見ながら、ふと、そんなことを思う。 この最愛の人との下り坂は、幸せな坂なのだろうか。 「ねぇね」 「ん?」 「ごはん、炊いてきちゃったけどさ」 「うん。」 「この先のラーメン屋さん、行きたくない?」 同じことを考えていたよ。 そういうところなんだよね。
「強い酒が好きですか?」 フロリダまで来て、日本人に声を掛けられるなんて、運が良いのか悪いのか。憧れのマイアミ・ビーチの夜だっていうのに。 「しかも、お読みの本は『赤と黒』。スタンダールを読みながらウォッカなんて、どこかで聞いたような凄い趣味だ。」 一度目の無視で退散しておけば良いものを。しつこい男は嫌い。 「大きなお世話ですよ。何か用かしら?」 「おっ…と。どうやら邪魔者のようですね。これは失礼しました。その綺麗なお顔に書いてある通り、退散するとしましょう。」
父娘でも、心浮つく、待ち合わせ
「なに、最近様子がおかしいんだって?お前のかぁちゃんが心配してたぞ?」 「なんだよ急にびっくりし…あおい、か。なに、うちのおふくろ、お前に何か言ったのか?」 「ナニかもなにも…近頃は少食だし、やたらとため息はつくしで、何か悩みでもあるんじゃないか、って。心配してたよ。はると、お前もいい歳なんだから、あんまりお袋さんに心配かけるなよ。」 「偉そうに…いい歳って、俺たちまだ25だぞ?」 「そう。もう25だよ。そろそろ親を安心させてもいいんじゃないの?」 「安心て…んまぁ
事を急(せ)くのは、君の悪い癖 油断と隙(すき)しか残っていなくて、 恐怖すら切り離しているくせに いつまでも凪だと思っているの? 蒙(くら)い波に呑まれて うねりが生きがいだった 突堤の小舟は、必ず離れていく 近付くフリをして、また離れる だからいっそ蒙さに呑まれた方が楽だった 陽が上(のぼ)っても、ここには届かない 期待しない事が、君の盾のはず でも油断と隙を埋める灯りで いつの間にか盾は要らなくなった 凪だと思った場所は草原で ふと気づくと足元には、 桔梗の花が
あなたの作品の、夏の描写が大好きでした。 青空の下の濃い影、たくさんの向日葵、見るものに微笑みかける優しい表情、そして、かわいいかわいい魔獣さん。 あざらし?茄子?なにこれ? 最初のスタンプの印象は、こんな感じでしたよ。かわいいのに、少し不遜な感じ。心にずいずいと入り込んでくる白い魔獣。いつの間にか、虜になっていました。 Twitterでグレーさんを見つけてフォローし、その優しいお人柄にも惚れました。まじゅらーと呼ばれるファンの方々を、とても大切にされている感じが伝わ