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眠るだけ

bandshijin
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※試聴版。オリジナル版(02:14)は購入後に視聴可能。

『眠るだけ』bandshijin
作詞・作曲:青沼詩郎
2021年11月9日 noteでの配信

目を覚ますまで 眠るだけ
淡い夢見て 眠るだけ
冷たくなって 眠るだけ
忘れ去るまで 眠るだけ

辛くなったら 眠るだけ
疲れ果てたら 眠るだけ
部屋に帰って 眠るだけ
花に囲まれ 眠るだけ

今日を悔やんで 眠るだけ
明日を惜しんで 眠るだけ
川に浮かんで 眠るだけ
涙枯らして 眠るだけ

忘れ去るまで 眠るだけ
冷たくなって 眠るだけ
淡い夢見て 眠るだけ
目を覚ますまで 眠るだけ


【制作後記】

眠りは普遍です。日常の営みです。死の比喩にも用いられます。作曲の動機は、クタクタに疲れてしまって、やりたいはずのあれもこれもできずに眠るしかない自分の実体験。

詞先で作りました。音程やふしまわしのある「歌」ですが、ただの詩としても読めるかもしれません。

亡くなった人を川(河?)に流す弔い方が異国にあると聞きます。川辺でも再現できそうなシンプルな音を心がけ、ギターと声だけの省装飾で仕上げました。

ラストのバックグラウンドボーカルは3声で書き、多重録音(こういう和声を書くのは好きです)。

1行ごとにキャラクターの違うメロディ片と“眠るだけ”でくくる4行を4番まで連ねた単純な構成です(こういう構成の歌も一度作ってみたかった。荒木とよひさ『四季の歌』を思い出します)。4番は1番の詞の行単位での対称形になっています。目覚め・眠り・目覚めるのか、眠り・目覚め・眠るのか……。

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