今週ふれた音楽たち bandshijin Weekly 4
一週間ってすぐですね。って毎週言っています。青沼詩郎です。音楽ブログ書いたり、歌ったり演奏したり録音したり作曲したり作詞したりする人です。
…と、まいどおなじ文句ではじめて毎度おなじ自己紹介。知っている人はすみません。はじめましての人は、はじめまして。
私の書いたブログのこの一週間をふりかえります。
先週は日曜に更新したのに、はやくも遅延してしまった。ダメの兆候。でもつづけるぞ。可能なうちは。
9月27日(日)京都音楽博覧会2020 視聴メモ(後編)くるりライブhttps://bandshijin.com/kyotoonpaku_2020_2/
20日に配心(配信)された京都音楽博覧会はくるり主催。一週間の見逃し配信の期限がこの日!
視聴メモ後編。ちゃんと取材して。事実を確かめて、記事にして…とかじゃなく、ただ内容を鑑賞した私の雑感を「視聴メモ」と呼んでいます。どーだ、ハードル低いっしょ?(自分に言ってる)
前編は岸田繁楽団のステージについてのメモでした。後編はくるりライブ。7月に、スペースシャワーの制作陣による『LIVEWIRE くるりin 京都磔磔』を見た私。つい比べてしまいました。でも、どっちも良さがありました。
京都音博でのくるりライブは収録形式。MCはなかったけれど、音楽のすみずみまでが伝わってきました。一週間ちょっとしておもうのは、あらためて、くるりの音楽の質の高さ。ライブでも見事に表現しています。これは並大抵じゃないです。すごい情熱。アクション。トライ&修正。実験、行動。
一曲一曲の演目について、メモにしました。
9月28日(月)『トキオドライブ』奥田民生のDIYとCharのアニヴァーサリーhttps://bandshijin.com/tokiodrive_diy_okudatamio_char/
奥田民生が多重録音のプロセスを開示する企画『カンタンカンタビレ』。『トキオドライブ』は奥田民生がつくって、Charに提供した曲。
その『トキオドライブ』は、Charのおそらく60歳を記念したアルバムに入っています。12支を網羅した表現者から提供をうけた曲を積んだコンセプト・アルバムと思って良さそうです。提供陣もゴウカ。
Charバージョンの『トキオドライブ』も味わいがちょっと違っていい。サポート陣には奥田民生のドラムスほかと、OKAMOTO’Sのハマ・オカモト。
9月29日(火)くるり『東京』のことhttps://bandshijin.com/tokyo_quruli/
京都音博もあって、私のなかでますます存在感を高めるくるり。
かれらのメジャーデビューシングルが『東京』。
この曲がうまれたいきさつに、アンアーバーというシンガーソングライターがいるといいます。うそかほんとか知らん。でも気になったのでしらべてみました。
くるりも制作ほかで縁のある、「カフェオレーベル」つながりなのかな。アンアーバーの音楽を聴いてみたら、私はゆらゆら帝国をおもいだしたし、ボアダムズやフレーミングリップスなんかも思い出しました。音楽的につながってるな〜と。事実のつながりがどうか知りませんけれど。だから、アンアーバーが、『東京』作曲者の岸田繁に影響を与えていてもおかしくないなと素直におもいました。すごい、まっすぐに表現がぶつかってくるアーティストがアンアーバーでした。
9月30日(水)沈没家族とMONO NO AWAREhttps://bandshijin.com/mono-no-aware/
映画『沈没家族』のうわさを知人におしえてもらいました。
映画の話として聞いたけれど、私は気になったのが主題歌。
MONO NO AWAREのバンド名はかつても聞いていました。音楽も、何回かチェックしたことあったはずなのに、そのときの私はスルーして聞き流していたようです。ぜんぜん聴いてないんだから。おおっ、なんか付き合っている恋人が言いそうなせりふ。なんのこっちゃ。
とにかく、MONO NO AWAREの音楽と歌詞の世界がすごかったという話。
10月1日(木)坂本慎太郎『あなたもロボットになれる feat. かもめ児童合唱団』 異世界のナンセンスhttps://bandshijin.com/anatamorobotninareru_sakamotoshintaro_kamomejidogasshodan/
ここ最近の私はかもめ児童合唱団と彼らがとりあげる音楽にぞっこんです。
かもめ児童合唱団のことは、坂本慎太郎を検索したことで知りました。
坂本慎太郎の奥深きナンセンスの世界を児童たちの声が表現する名曲に出会ってしまった。そして坂本本人によるバージョンももちろんあって、そちらがオリジナル。アルバム『ナマで踊ろう』ですね。こちらもじっくり聴きたい。
10月2日(金)Radiohead『Creep』のことhttps://bandshijin.com/radiohead_creep/
私がなにかと戻る、原点。ふたつあげるならひとつはくるり。
もうひとつがレディオヘッドです。大好き。
朝起きたら、メロディ。音楽。が、頭の中に。
なんだろう、これ。ん? なんだ、レディヘのクリープじゃないか。
(なんだとはなんだ)
ということで、またMVでもみてみようぜということでみてみました。
そこから、町山智浩氏の著書『本当はこんな歌』の解説を参照したり、自分なりに思ったり。
あとコード進行の話と、類似した他曲・他アーティストの例を紹介しました。
10月3日(土)かもめ児童合唱団『インターネットブルース』 ひとごとじゃないよ!!!!!!!!!!https://bandshijin.com/kamomejidogasshodan_internetblues/
坂本慎太郎を検索して知ったかもめ児童合唱団なのですけれど、かれらの『インターネットブルース』がすばらしいのです。
これを書いている私も、これを見ているあなたも、インターネットにふれています。いまも、ね。
そんな現代的な悲哀を見事に表現した曲。ブルース、民謡、電子音楽、いろんなエッセンスがありますが、ちゃんとポップスに仕上がっていて、それを児童の声が表現します。仕掛け人はプロデューサーの藤沢宏光。なんてすばらしい。先週〜今週にかけて私は影響を受けまくっています。
むすびに
と、こんな一週間。かもめ児童合唱団を知ったことの影響がデカイ週でした。プロデューサー・藤沢宏光の世界でしょうか。かもめ児童合唱団で取り上げる曲を決めるプロセス、判断基準など知りたいな〜と思いました。
青沼詩郎