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青沼詩郎のソロ音楽ユニット・bandshijin(バンドシジン)の活動の進捗報告ほか。
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2019年6月の記事一覧

しろうとの詩

しろうとの詩

僕が十字架か棺桶かのように背負っているように我ながら感じてしまいがちでいることのひとつが、器用貧乏ということです。

むかしからたいていのことは、それなりにできました。なんてじぶんで言うのは恥ずかしいことかもしれませんが、できたんです、たぶん。だから今こんなことを思うわけです。

幼い頃からピアノをやっておりました。ばつぐんには弾けないけれども、からっきしダメでもない。練習が好きと言うほど

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あなたがたが しあわせと
呼ぶような ものなんて
わたしには なにひとつなくて
おなじように 笑ってみせたよ

あなたがたの しあわせは
どんないろで どんな気持ち
泣きながら 笑顔でわかれて
うれしいのか わからないよ

あの星も どきっとするかな
あなただけの しあわせのいろ

かなしみさえ 忘れられて
街なみも 変わりはてて
うしなった 思い出もいつか
風のように 歌ってきこえるよ

あの星

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拾いたいものを 拾っているうちに
ポケットがいっぱいになった
まばたきをしたら ほこりが舞い上がり
退屈がきらめいて美しく見えた

くりかえし くりかえし
傷ついて 踏みつけられて
深く 根を伸ばして
積みかえて 積みかえて
乗りついで かよいつづける
魂の血潮

ひろいたいものを ひろっているうちに
ポケットが穴あきになった
ぼくらはいつから 大人びてしまうんだろう
忘れたりしないで あの日のき

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『太陽のモーション』

ひまわりの畑
あなたとわたし
ゆらゆら愉快に
並んでいるよ
太陽が呼んでいる
太陽が呼んでいる
ひまわりの畑
あなたとわたし

長い夜の吐息
いろんな人が
あくせくはたらき
家路を急ぐ
太陽が眠っている
太陽が眠っている
長い夜の吐息
消えてく たちまち

七色の小石
いろいろなかたち
子供にけとばされ
雨風に吹かれて
太陽があそんでいる
太陽があそんでいる
七色の小石

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