#童謡
童謡 『サッちゃん』の喪失
主人公の関心事はサッちゃんの転居か。1・2番はサッちゃんの人柄の前フリ。3番で漏れ出た哀愁の秘密が判明。ペンタトニック・スケールにはそもそも哀愁を感じさせる不完全さがあります。ずっとつらつらと夢(おとぎ話)を見ているみたいな音階。
砂山 北原白秋・中山晋平 大正の寄居浜
大正時代の新潟県寄居浜の姿、熱烈な歓迎に包まれた北原白秋と子供たちの音楽会の1日に思いをはせつつ、ポピュラー音楽史や日本語の読み・発音についても学びの多い1曲。
童謡 赤とんぼ 子守奉公の姐やと三木露風
子守奉公もよく知らずに『赤とんぼ』を聴いたり歌ったりしていた。『竹田の子守唄』を鑑賞した流れでそれが見えてきた。『竹田の子守唄』は子守奉公目線。『赤とんぼ』はその子守を受けた側の目線。私の祖父も丁稚奉公で婿養子になった人だったと聞く。歌が残す記憶がある。
『友だちはいいもんだ』音楽のバトン 劇団四季のミュージカル『ユタと不思議な仲間たち』ほか
『友だちはいいもんだ』と出会い直したことで、その分野(ミュージカル)にも急に関心が湧いてきた。思えばいるいる、ミュージカルが大好きな人。そうした友人、知人らにわんさか出会ってきた。今なら彼らとの話もよりいっそう弾むに違いない。
世界中のこどもたちが 空と海をつなぐ歌
トリプレットのマーチ調が元気な印象。「せかいじゅうー」が順次進行なのに対して「そらも」「ラララ」は同音連打。この「ラララ」は重要。「そら」と「うみ」をつなぐ「歌」である。
あわてんぼうのサンタクロース 音楽はことばのように 小林亜星
小林亜星の「歌詞のおかしみに着目させる音楽の力」はすごい。音楽を、ことばのように機能させているのではないか。その能力において、魔術師なのではないか。小林亜星は実際、コマーシャル、放送、歌謡、童謡等において超一級のはたらきをしてきた職人だと思う。
ピンポンパン体操の衝撃
ザ・ドリフターズ版のブンブンベースがファンキー。加藤茶らの声、そのキャラクターは宝。“トイレはちかいぞ がんばろう”など、シモのキワどい笑いに彼らほど相応しい者はいない。阿久悠、小林亜星に私の関心が高まった。同番組から世に出た曲も、まだまだある。
なんてことについて書きました。
『おもいでのアルバム』について書きました
フルコーラスの長さは思い出の蓄積の表現。ぐっときます。『おもいでのアルバム』は私の持つ新旧の歌本に掲載されている。長く歌われているんだろうな。紙もの(本)とネットでは流動の粘りっ気が違うなと実感。