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こんなことやってきた人間です(自己紹介)
長い年月の間にいろんな事に夢中になって、なりすぎて、かなりオタク的なツッコミをあちこちに入れてきた人間ですが、そんなことも思い出そうと思わないと忘れている日々でございます。
そんな忘れちゃった物事に私らしさが溢れていたので、以下の内容をプロフィールにしてみたいと思います。
よくよく考えてみると、いつも時代の先を行き過ぎて、周りがマッチしてなくて、そのうちあがくのをやめて忘れた頃に時代がそうなっている…
ものすごく大げさな言い方ですが、なんかそんな気がしたもので。
犬の遺伝性疾患のこととか、乗馬の馬場の砂問題とか、仕事場でのプレゼン動画の扱いとか!
そこんところを諦めないで続けている人がおそらくどんな分野でも先達と言われる人なんだろうなあ。
私なんてもういいかって手放した瞬間にやってたこと忘れちゃってるからなあ。凡人の極み(^◇^;)
そんな話をつらつらとしてみたいと思います。
犬の遺伝性疾患のこと
1996年頃のこと。フランスのレトリバークラブに電話をかけて入会させてもらいました!!(なぜフランス??→実は英語が苦手だったから)
あちらもビックリされたようだったけど、会報だけでも送って欲しいとお願いしたところ、快くオッケーをいただいて。日本人が日本から入会した最初の例かも。
送られてきた会報。有意義なことがたくさん書かれていましたが、とくに重要な事項として書かれていた事。レトリバーにおける遺伝性の疾患、股関節形成不全についての記載。これなに???私にはさっぱり意味がわからなかった。そんなこと全く知らなかったもの。
そこがスタート。
NOVAに入って英語を勉強。
その後、アメリカ、イギリス、フィンランドのラブラドールレトリバークラブに入会し、最新の情報を入手するも、日本では「それが?なに?」な状態。
とにかく最新の情報を皆さんにお伝えしようと立ち上げたのが、非営利のラブラドールレトリバークラブオブジャパン。
自ら交配を行う場合には、オスメスともに股関節のレントゲンの数値を海外の専門家に審査してもらう試みを始めました。また、遺伝性の目の疾患の検査も、国内で海外と同じレベルの検査ができる先生に来てもらい、集団検査を行ったりしました。
自宅で生まれた子犬たちも譲った先のご家庭で、すべて一定の年齢になったら股関節の検査を受けてもらいました。海外まで送ったのです、レントゲンを。
数年後、海外とつながりのある他犬種のブリーダーの要望も相次ぎ、国内でも麻布の獣医学部の先生が、アメリカの股関節検査とほぼほぼ同じレベルの検査を開発。その試験的試みにも参加しました。
あの頃、乱繁殖されたゴールデンレトリバーを始め、ラブラドールやバーニーズマウンテンドッグなど大型犬種に股関節形成不全が多いという事実が発覚した頃のことです。
それでもまだ世の中は追いついてきていませんでした。その後、だんだんと犬の人気は小型犬種に変わり、いつしか大型犬はあまり見かけなくなりました。
そして25年以上経った今はブリーダーは登録制となり、乱繁殖そのものができない時代となりました。繁殖前の検査の有無はわかりませんが、ブリーダーにはきちんとした環境が求められる時代にやっとなったようですね。
乗馬用の馬の馬場の砂問題
数年間、馬場馬術をやっていました。決められた運動を決められた順番で、馬と一緒に走ったり横に動いたりピョンって飛んで足を入れ替えたりするようなこと。
ドイツで世界大会を見るついでに、オランダでレッスンを受けたりしました。その時に驚いたのは砂が全然違っていたことなんです。
(一般の馬乗りでこんなこと言う人いないって言われました。でも知っちゃったんだもん)
馬って、ものすごく全身が敏感ですし、小石を踏んだだけでも足の裏に挫跖といって血の塊ができちゃったりするんですね。まして、ある一定のレベル以上の競技となると、馬たちはかなり繊細な動きを求められます。馬場が滑るとか、砂の厚みが薄いとかでは安心して踏み込んだりできないですし、腰を痛めたりするわけです。
もっぱら日本で使われていたのは川砂や山砂です。サラブレッドという軽種の馬にとっては競馬場も良質な川砂が主ですので、引退したサラブレッドがほとんどだった当時は、その流れで乗馬クラブも大会が行われる場所でも川砂メインで馬場が作られていました。
しかし、その後どんどんと海外から競技用の馬が入ってきたんです。あっという間にサラブレッドばかりだった競技会が一変しました。でも、外国から来た馬達はどういうわけか足元に怪我をしたり、腰を故障したりする馬も多かったんです。ドイツやオランダ産の馬は軽種ではありません。体重もずっと重く、重心も違います。
で、オランダで使っていた砂、もうまったく別のものなんです。馬場の下地からもちろん違うんですが、ちょっと油が染み込んだというか、砂のキメも違うのですが、質が全然違うんです。あんまり違っていて驚いたのでギュッとつまんで日本に持って帰りました。2014年頃のこと。
でもそれを再現するすべはなかったです。一部の意識高い人たちはそこに反応しましたが、競技を行っている馬術連盟でも砂の改善が問題になっているようでもなかったです。
で、2020年(伸びましたが)の東京オリンピック大会でついに、大規模な工事を経て、世田谷の馬事公苑の砂が世界標準の砂になりました!!だってそうでなきゃ、名だたる世界の競技馬は来られないです。怪我が怖くて(汗)
仕事場でのプレゼン動画の扱い
いや、これはもうなんというか、小さな話で(汗)
何年前の話でしょうか?
出始めのKeynote(Mac)を使って、必死こいて仕事場の方々が少しでも楽になればと、チェアサイドで患者さんに見てもらう診療の説明のプレゼンを作ってみたものの…。
素人の作るものってそんなもの
初期のiPadでしたが、まず、スタッフが操作方法に馴染めない
置き場所にこまる
そのうち忘れてその辺に置き去りになる…
そして私もそんなプレゼンを作った事自体を忘れてしまった。
今日、Canvaでスタッフから頼まれた説明のプレゼンを作りながら、そういえばなんか昔も作ったことがあったかもしれないって、ふと思い出したわけです。
結構先駆けてやったり気づいたりしたはずなのに、すっかり忘れてる。
そして時代がいつのまにかそうなっていたってわけです。
さいごまでお付き合いくださりありがとうございました(^o^)