【Bandido】カンスト勢のプレイ考察 vol.3
相手の手札を想定する
カンスト勢(以下、Bプロさん)との協働プレイ3回目。
さてこの場面、Bプロさんはどうしたか?
この場面はBプロさん視点で、わたしがU-2カードを切った場面。
手札は重め※ですが、懐中電灯カードが2枚ある状況。
※手札が重い:出口が沢山あるカードを多く手札に持っていること。
ついわたしならT-1カードをA地点に切ってパートナーのI-1、J-1を待ちたくなるのですが、Bプロさんの8手目の行動は違いました。
X-1を手出しして、2連形に構えました。ただ、いまさっきU-2カードを出したばかりなのでU-2でのクリアはあまり期待していなかったでしょう。
おそらくBプロさんは、私の手札にI-1、J-1は無いが、L-1を高確率で持っているのではないかと想定して動いたのではないかと思います。
なぜ想定できたのか?
想定するためには、もう少し情報が必要です。この場面の過去に遡ると見えてくるものがありそうです。
これは8手目から3手さかのぼった、5手目の場面です。この5手目では出口2つ、向きも良く『場が整った状態』であったのですが、出てきたのは赤のX-1でした。ここから読み取れるのは、場が整った状態から決めきるカードは持っていない、ましてやI-1、J-1の懐中電灯カードも持って無さそうだとわかります。
もし持っていたら使ってる場面なのに、使わないということは持っていないんだね、といった具合です。
そこから2手進み、7手目でU-2カードが切られ、冒頭の形に戻ります。
5手目では弱い手だったのに、7手目で急に強い手(最強手)に切り替えてきたのです。何か決めきるカードを握ったに違いありません。この7手目の形で注目なのは、やはりA地点のL字トラップです。
L字トラップで強気にいけるカードの代表格が、T-1やF-3カードなど、L字トラップに合わせて良形を作れるカードです。パートナー(Mr. Bandido)はこれらを握ったのか?
しかしこのカードたちに共通するのは、このカードをA地点に置くだけでは止めきれず、新たに懐中電灯カード(I-1/J-1/T-1カード)のどれか1枚が必要です。しかし現時点では持っていないので、ここでT-1カードを手出ししても止められるかはギャンブルになってしまいます。
より確実な方法はないか?ありました。相手が何を握ったのかを見せてもらう一手です。不確実で正しいかどうか分からないのなら、分かればいいじゃないか。ということで、『様子を見る』選択をしました。
このX-1の手出しは、一手も損させず、しかし確実な手を打つための"様子見"です。パートナーの握ったカードがT-1カードならそのまま置いてもらえば勝利ですし、出口がA地点の『二連形』になったので、パートナーの握ったカードがF-3カードであってもすぐに手出しできるカードになりました。またおまけですが、F-3カードには青J-2カードで一回ねばる※ことができます。
※ねばる:出口があと1箇所だけのとき、2出口系カードを使って出口を1箇所の状態に保つプレイをすること。パートナーがJ-1・I-1カードを引いて出せば勝利。
とはいえ、この様子見は裏目※になる可能性もあったと思います。単純にカード枚数を見るとI-1、J-1カードを握っている可能性が高いのです。I-1+J-1カードは1枚切れの山札残り8枚、T-1カードは1枚切れで1枚持ちの山札残り4枚でした。ただ、二連形から決めるのは難しくありません。たとえここは裏目で長期化しても勝てたと思います。
※裏目:麻雀用語。やったことの結果が予想や想定の逆になること。
まとめ
今回のプレイから学んだのは、プレイ中のストーリーをしっかり立てておくことが勝利につながると実感できたことです。弱い動きしかできなくても、特に熟練者プレイヤーはそれまでのプレイからこちらの手札を推測して動いてくれていることがわかりました。私も動きから正確な想定ができるようになりたいです。
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