M5スクエアリフィルをExcelで自作する 《 ブロックタイプ・マンスリー③》
Excelカレンダーのまとめ
今回は、手帳のマンスリーリフィルだけではなく、カレンダー作成全般の話になります。
リフィルの一部分を例に説明していきます。
Excelの関数について、前回・前々回をまとめると、こんな感じです。
セルの「条件付き書式」を設定する
次に、要所のセルに「条件付き書式」を設定してカレンダーの体裁を整えていきます。具体的には祝休日の色を変えたり、前月、次月の日付を非表示にしたりします。
面倒くさいかもしれませんが、一度設定しておけば、次回から自動的にすっきりしたカレンダーが作れます。
前月の日付を非表示にする
前月の日付を非表示(状態)にするには、まずカレンダー第1週の金曜日まで範囲指定します。
次に「条件付き書式」をクリックし、現れた「セルの強調表示ルール」にマウスを持っていくと、右にメニューが出ますので、「指定の値より小さい」をクリックします。
現れた空欄に目的のセル名を書き込むのですが、目的のセルをクリックすれば自動で記入できます。
「8」のセルが「A1」でしたら、「=$A$1」と記入されます。ここで行番号のアンカーマークを外して「=$A1」としておきます。
次に書式:右の「V」をクリックし、プルダウンメニューの「ユーザー設定の書式」をクリックします。
現れたメニュー表の「色」の「V」をクリックし、白を選択します。
後は「OK]を2度クリックすると、条件書式設定完了です。
これでカレンダーの前月の日付は見えなくなります。
ミニカレンダーを例に説明しましたが、
場合によっては、書式の色を薄いグレーなどにします。
後は、選択範囲をA列が先頭のカレンダーにコピペして終了です。
次月の日付を非表示(状態)にする
同様に、次月の日付を非表示(状態)にします。
お分かりの様にこの方法は、フォントの色を白にすることで見えなくしているだけで、実際には表示されています。
第4週目までは次月の日付が現れることがないので、第4週目を範囲指定します。前月の時と同様、「条件付き書式」をクリックし、現れた「セルの強調表示ルール」にマウスを持っていくと、右にメニューが出ますので、今度は「指定の値より大きい」をクリックします。
「8」のセル(A1)をクリックすると空欄に「=$A$1」と入力されます。
次月の日付を非表示状態にするためにはそれを「=EOMONTH($A1,0)」と書き換えます(行番号の「$」を削除するのを忘れないように)。
後は、前月の日付の場合と同様に、フォントの色を白にして、非表示状態にします。
同じことを第6週に設定し、それぞれの選択範囲を、A列を先頭としたカレンダーにコピーして終了です。
条件書式は、ひとつのセルにいくつも設定できます。
休祝日名を記入したら当該日付が自動的に赤字になる設定などもしています。
面倒ですが、一度やっておけば次から劇的に楽になります。
ちなみに休祝日の自動化については出来ていません。
アイディアをお持ちの方がいらっしゃいましたら、お教えください。
次回は、行タイプのマンスリーリフィルの作り方です。
ブロックタイプよりずっと簡単です。