「ジョハリの窓」の覚え方。
こんにちは!
福島県で働くキャリアコンサルタント、板橋理です。
みなさん、「ジョハリの窓」って聞いたことありますか?
自己理解や自己分析の際によく取り上げられる考え方ですよね。
キャリアコンサルタント試験でもおなじみの理論ですが、少し理解しにくいって思いませんか?
そんなあなたのために、身近で起こった例をつかって「ジョハリの窓」を解説します。ぜひ、「ジョハリの窓」を理解するきっかけにしてくださいね!
マスクを外してみたら・・・
例えば、私があなたの目の前でマスクを外したとします。
その時に、私の鼻毛が長いことに気づいた時、あなたならどうしますか?
・見て見ないふりをする
・「鼻毛がこんにちは!って言っていますね」って、なんとなく伝える
・「自分も伸ばしているんですよー」って共感をしめす
などなど、色々な方法があります。
この時の状況が「ジョハリの窓」を理解する時に役に立つんです!
そもそも、ジョハリの窓って?
「ジョハリの窓」はざっくり言うと、他者とのコミュニケーションを通じて自己理解が深まるという概念です。
自分自身のこと(アイデンティティ)って、こんな風に4つに分類されます。
開かれた窓:自分はわかっている・相手もわかっている
気づかない窓:自分はわかっていない・相手はわかっている
隠された窓:自分はわかっている・相手もわかっていない
未知の窓:自分はわかっていない・相手もわかっていない
この「ジョハリの窓」の図って、説明するために分かりやすく4分割していいますが、
実際には下の図のように「開かれた窓:自分はわかっている・他人はわかっている」は小さいんです↓
それを他者との関わりを経て、より自分自身の理解を深めていこうね、というのが「ジョハリの窓」の言わんとするところです。
具体的には、「フィードバック」や「自己開示」などを経て、自分自身の「気づき」につながります。こんな感じですね。
ジョハリの窓→鼻毛の窓
・・・という解説をしても分かりにくい。。。
そこで、冒頭の話を持ってきますね。
例えば、私があなたの目の前でマスクを外したとします。
あなたはその時、私の鼻毛が長いことに気づきました。
そして、「鼻毛が長い、飛び出している」ことを、私に伝えてくれました。
それを通じて、私は自分の鼻毛が伸びすぎていることに気づき、大切に手入れしたのです。
はい!これ「ジョハリの窓」です。
まず、自分では「鼻毛(アイデンティティ)」に気づいていません。
そして、マスクをしている状態だと、相手も私の「鼻毛(アイデンティティ)」の存在に気づきません。
しかし、マスクを外す(自己開示する)ことで、相手が私の「鼻毛(アイデンティティ」の存在を知ることになります。
すると、相手からの「あなた、鼻毛が出ていますよ(あなたってこんなアイデンティティがあるんじゃない)」というコメント(フィードバック)があります。
そして、自分の鼻毛(アイデンティティ)が伸びているという事実に「気づく」ことにつながります。
こんなやりとりを踏まえて、
マスクで隠れていた、
「自分も知らない鼻毛(アイデンティティ)」、
そして「相手も知らない鼻毛(アイデンティティ)」を、
双方が理解するに至るのです。
他者とのやり取りを通じて、自分自身のことを理解して深まる。
これが「ジョハリの窓」の概要です。
いつも心にユーモアを!
これで「ジョハリの窓」の理解は、ばっちりですね。
「ジョハリの窓」を考えられた、ジョセフ・ラフト先生、ハリー・インガム先生、ごめんなさい。
ちゃんとした説明は、こちらをご覧ください!
今週も最後までご覧頂き、ありがとうございました。
来週もお楽しみにー!!