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4/11 植田新総裁デビュー

あいさつ

兼業トレーダーのBancilです。いつもご覧いただきありがとうございます。投資4年目/テクニカル4割/ファンダ6割/兼業トレーダー/ファンダを勉強中でnoteはアウトプットの場として活用中❕

ファンダメンタルズ

昨日の値動き


米株指数➡️米金利↗️ドル↗️円↘️ユーロ➡️
ポンド➡️豪ドル➡️ニュージー➡️カナダ↗️原油↘️

株式市場:昨日もイースターマンデーで欧州のほとんどがお休みでした。取引量が少なく小幅に推移しています。SP500やNASDAQに下髭が出ていますが、一時的な流れで、始値と終値がほぼ変わらずに引けています。雇用統計後の本質的な値動きは今日からになりそうです。

国債市場:雇用統計で5月に0.25%利上げする可能性が濃厚になっており、国債利回り(金利)が上昇しています。2年債利回りは一時4.00%を回復しています。

米2年債利回り、正午過の値動き



為替市場:ドル高、円安の流れになりました。ドル高要因は雇用統計の影響で、円安要因は日銀植田新総裁のハト派な発言から来ています。ドルストレートはほとんど下落し、クロス円は上昇しています。ドル円は一時133.870を付けて引けました。

原油:3週間で20%上昇していましたが、ドルの上昇が響いて下落しています。減産が発表されてから強気な見方が広がりましたが、一部の指標では需要の弱さが示されています。



アメリカ雇用統計

 金曜日に発表された雇用統計は堅調だったので、次回の会合で利上げするとの見方が広がっています。平均時給の上昇が物価高につながるとされており、注目を集めている同指標は軟化の兆しを見せたものの、労働需要の底堅さが目立ちました。雇用は年初から100万人増加しています。

 雇用統計の結果を受けて、5月に利上げする可能性が70%を超え、ドルが買われました。

Fed Watch 4/11



見解と考察
 今回の雇用統計は予想とほぼ同じ数値が出たので、特段サプライズとはなりませんでした。マーケットは明日のCPIに向けて準備をしてるみたいです。また、今日から全ての国がイースター明けになります。連休中に発表された雇用統計の本質的な値動きが出てきそうです。




植田新総裁デビュー

 日銀の新総裁に就任した植田氏が記者会見をしました。注目されていたのは、大規模な金融緩和を継続するかしないかで、結論は現行の金融政策を継続する旨を示しました。これにより為替市場では円安が進んでいます。

 植田氏はYCCの副作用について指摘しつつも、物価を安定かつ持続的に2%を維持するためには、現行のYCCを継続することが適当と述べ、今後も市場の動向を見極めていく必要があると語っています。他にも、[全体を総合的に評価して、今後どういうふうに歩むべきか検証があってもいい]と述べ、政策委員と議論していくと示しました。

 一方で、現在の物価動向には[良い動き、良い芽が出てきていることは確かであり、基調的なインフレ率が少し上がってきている]として、[2%の安定的・持続的なインフレの達成につながる可能性は十分ある]との見解を示しました。

見解と考察
 昨日は就任初の記者会見なので、サプライズはありませんでしたが、いずれは利上げしてくると思っています。個人的に黒田総裁の時と違うのは、日本のイベントや植田総裁の発言に注目度が高まっている事で、今までのように軽視はできません。



要人発言

・日銀氷見野副総裁は[賃金上昇に伴う物価目標の実現を目指すとして、金融システムとの両立で金融政 緩和の出口をたどることが可能]と述べています。

・日銀内田副総裁は[任期の間に物価目標を実現、金融市場の安定を常に意識する]と述べています。


注目の通貨ペアEUR/USD


保有中ポジション→なし

週足

今のところ下髭をつけた陰線になっていますが、明日のCPIで大きく動く可能性が高く、CPI通過後にポジションを持つので全然良いと思います。ドル高方向への考え方は変わりませんが、イベント前に方向を予想してポジションを持つと逆に動いた時、すぐにお金が無くなるのでギャンブル的なのはやりません。テクニカル的にはフィボナッチの半値戻しの所でダブルトップを作って下落も考えられます。1.05を割って来れば目線を変えなければなりませんが、そこまでドル高になる材料が今のところありません。週足のトレンドラインと20SMAがサポートされているので、押し目を狙えるタイミングで狙っていくのがベストだと思います。MACDはデッドクロスを否定しています。

ユーロドル 週足


日足

1.100の抵抗が強く、上抜くにも大きな材料が必要です。直近の値動きとしては1.050〜1.095のレンジで値幅も広く、レンジ内の取引は個人的に苦手なのでやりません。雲は機能しておらず、BBも収縮と拡大を繰り返して推移しているため、1.100を完全にブレイクした時に入っていくのが良いと思います。MACDはデッドクロスに向かっているのが懸念点です。

ユーロドル 日足


4時間足

高値と安値を切り下げて下落中です。雲の中で推移しているので方向感が出づらく、またウィークリーピボットのPライン付近にいるため、動きがほとんど無いことが分かります。

ユーロドル 4時間足



※トレンドライン見方
月足→赤色
週足→黄色
日足→水色
4時間足以下→紫色


ひとこと


マーケットの焦点は明日発表されるCPIになっています。CPIでは大きく動く事が予想されますので、どちらに動いても大丈夫な、ポジション量で取引しなければなりません。また、今日のロンドンタイムは連休明けのため注意が必要です。

今日の注目指標


02:30→グールズビー総裁(投票権あり)

07:00→ハーカー総裁(投票権あり)

それではまた明日(^∇^)

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