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【推しの子】考察 ゴロー生存+犯人説 アンチミステリ+ミステリ 165話

 165話が公開され、残すところあと1話になりました。  ここまでくると、悲劇的な結末で幕を下ろし謎は読者に多く残されたままとなります。けれどチェス盤をひっくり返して考えてみると、種明かしはなし、つまりこれは読者への挑戦状であり、受けて立たないわけにはいきません!  考察に真っ向から取り組み、考えも二転三転しましたが、ついに妥当性の高い結論を得られたので投稿してみます。 これまでの考察 ・アイと子をもうけた父親は:カミキヒカル  しかしアクアとルビーの父親はカミキヒカルでは

    • 【推しの子】考察 【隅付きカッコ】とアクアのナイフ

      【隅付きカッコ】と絡新婦の理  タイトルにもある【隅付きカッコ】、この意味は何だろうとずっと考えていた。  ヒントは案外手軽に得られた。そのまま「隅付きカッコ 推しの子」で出てきた記事だ。 【推しの子】はなぜ“カッコつき”なのか? タイトルに隠された最大の謎と、楽しみな伏線回収  42話での【役者】以外に、一巻各話冒頭でのインタビューシーンに顕著だ。  【役者】【アイドル】【マネージャー】【ドルオタ】【映画監督】【女優】、肩書がズラリと並んでいる。並べられればピンとくる

      • 【推しの子】考察 カミキヒカルの一人二役

         この記事は【推しの子】考察 父親は斉藤壱護の補遺になります。 再読と双子トリック  暫定の真実にたどり着いてから、改めて推しの子を読み返すのはなかなかに面白かった。壱護周りの描写はやはり丁寧だなとか、この場所はここまで自分から言っちゃうのとか、一番顕著だったのは2巻序盤の地下アイドル関連で「贔屓メンバーが運営と付き合ってる」という愚痴だった。これはひとえにアイの神秘性一つで覆い隠していたと言っていい。(うみねこのなく頃にの序盤で絵羽おばさんの指摘で全部真相を掠らせてるの

        • 【推しの子】考察 父親は斉藤壱護

           推しの子もいよいよ終章が進行中です。いよいよ真相が明かされつつあり、ミステリで言えば解答編が幕を開けている最中かと思われますが、そこから得られた新事実も数多くあり…。すべての真相が明らかになる前ということで、滑り込みで考察していきたいと思います。 ■終章前までの考察 ・DNA鑑定は鏑木Pがシロで、姫川大輝がアクアと父親が同じ  DNA鑑定は高額なため、確実に血縁であるルビーとは行っていない可能性が高い  →アクアとルビーは父親が同じだと確定していない   ・二卵性双生児

          【水星の魔女】クワイエット・ゼロとは

          クワイエットゼロについて考えるにあたって、7話感想として書きかけていた内容が近しいものだったため、そのまま載せて後方に付記をつけるという構成になっています。 *  n周遅れで水星の魔女を見始めて7話まで到達した者です。  サリウス・ゼネリおじさんが「ガンダムと認めたな」ダブスタクソ親父を再確認していたり、4人からなる共同CEOが清々しい顔で「風向きが変わりそうね」とか言ったり、なかなかに話が動いた回でした。  個人的には前話に引き続き最も真相への肉薄が起こった回だと感じられ

          【水星の魔女】クワイエット・ゼロとは