私の弁理士試験の勉強方法について①
みなさん、はじめまして。Junと申します。
はじめに
私は、令和2年の弁理士試験の短答試験と論文試験(民法)に合格し、令和3年の論文試験(必須)と口述試験に合格し、晴れて最終合格することができました。
弁理士試験は範囲が広大で、学習内容も難しいものが多かった印象です。その上、試験本番では、スピードを求められ、あやふやな知識で試験に臨んでも、考えているうちにタイムアップになってしまうので、問に関する知識をすぐにアウトプットできる確かな知識をもって試験に臨む必要がありました。
ライバルたちには語学や理系の知識など、なんらかの専門分野を持っていながら、その力をさらに伸ばそうとする野心のある方や、弁理士資格に人生を賭けようと思っている方等、力のある方が多かったと思います。
そして、令和3年の合格率は、6.1%でしたので、難関試験といえると思います。
そのような試験に合格できたことは、私の人生において大きな誇りです。
この記事の趣旨
この難関試験に合格したときの合格体験記をまとめておくことは、①私が今後、付記試験やTOEICなどの他の試験勉強をする際、②私の2歳の息子が将来、受験勉強をする際、③ひいてはこれから弁理士試験を受ける方々が勉強をする際になんらかの参考になるかもしれません。
そこで、「私の」勉強方法や気持ちをできるだけ整理して記載し、今後に残していこうと思います。
私の試験結果
受験回数は2回です(合格者の平均受験回数約4回)。
・点数は次のとおりです。
短答試験の点数:43点(合格基準点39点)
論文試験(民法):70点(合格基準点60点)
論文(必須)平均点:59点(合格基準点54点。なお令和2年平均51点)
受験生としての私の特徴
合格体験記で勉強方法を書いていく前提として、私の学習環境を説明させていただければと思います。
・法学部出身(学士)※理系のバックグラウンドはまだありませんがこれから勉強します。
・法律関係の仕事に従事して10年(知財とは全く関係ない分野)
・8時30分から17時までのフルタイム勤務(不定期に残業あり、土日休み)
・32歳(妻は専業主婦、息子1人)
・家事は妻が8割以上を行なってくれ、私は補助的に2割くらいを行なっていました。ただし、週末の小旅行などの家族サービスはほとんどかかさずに行っていました。
・地方在住。受験友達なし。全受験期間を通じてぼっちでした。ちなみに、人とのコミュニケーションが苦手なタイプではありません笑。
・通学圏内に弁理士試験の予備校がないので、LECの通信講座を受講しました。
納富先生の講座(1年目は初学者向けの講座、2年目は論文合格答案完成講座)を受講させて頂きました。
それに加えて、宮口先生の平成9年から令和2年までの論文過去問を全て解く講座も受講させて頂きました。
なお、私は、この2.3年何度も画面越しに先生方を見ていましたが、先生方は私のことを全く知らないのが少し不思議というか何か悲しいです。兎にも角にも、両先生には感謝しております。先生方の授業のおかげで合格することができました。本当にありがとうございました。
このような環境のもとで学習していました。
そのような環境の下、捻出できた学習時間は、
平日概ね3時間
休日概ね5時間
週の学習時間25時間前後
試験合格までの学習時間は、約2328時間でした。
すでに長くなってしまったので、続きは②に移って記載していこうと思います。
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