春に見つけた音楽たち
◎トップハムハット狂
春らしさ全開のSakuraful Paletteを。
超ポップだけど正統派じゃない感じ。カラフルなイメージを受けるけどトラックが意外とシンプル(音も構成も)。
そしてニコニコ動画から出てくるだけあって実力派!途中でいきなり高音なライミングを突っ込んでくるあたりにその出自を感じる。
サビのリフレインするメロディーラインが好き。歌とシンセがユニゾンしたり、歌メロ変わってもシンセだけ繰り返しで走らせてるこのさじ加減、バナナ的にかなり絶妙です。
トップハムハット狂は今週アルバムが出たばかり。
「3曲連続で聴いたらつらいタイプかな?」と思って聴いたみたけど、トラックもラップも様々なアプローチで飽きさせない。
でもアルバムとして散らかっている印象は受けず、ひとつの作品としてまとまっている。もちろんバッチリ全曲聴いた。
アルバムのインタールード的に配置されている「青い春の残りカス」もお気に入り。オートチューンの使い方が、なんというか、信頼できる~~~!!となった。
◎Potomelli(ポトメリ)
浮遊感がありそうでない、でも地に足ついてそうでついてない、不思議な居心地を提供してくれるPotomelli。
僕の中ではodolとくるりとペトロールズが頭の中で浮かんでは消える。どれでもあるし、どれでもない。
温かみのあるメロディーを伸びやかに、情熱的に歌う。シンプルながらも淡々と曲を進めさせない、細かな仕掛けが随所に散りばめられているアレンジも好き。
このしっかりと歌い上げるボーカルと、音の隙間が多いトラックの合わせ技で、冒頭のような不思議な心地になるのだろう。
朝にコーヒーを飲みながら聴くのもいいし、電車の中で聴いてリラックスするのも。いやー眠る前に聴いて夜に浸るのもいいなあ。
とか言いつつ、アルバム3周してるんだけど腰を据えて対峙して聴いてる。だって聴きどころが多くて・・
こういう音楽性でボーカルにパワーがある日本のバンドって、珍しいんじゃないだろうか。是非ともライブで観てみたい。