A・RAJでミールスを初体験
A・RAJ。
「アーラジャイ・・」と寿司屋コントの千鳥・大悟が頭の中で囁いてしまう。しかし「エー・ラージ」と読む。間違ったほうで記憶しちゃいそう。
10月末に僕はこんなツイートをしていた。
そう。ピンときていなかった。
これを見た、カレーガチ勢の幸せ一郎氏からDMが飛んできた。一郎さんはもともと【みなとまち】を通じた知り合いだ。
なんだろう?と開いてみると、「南インド料理の入口ならここがオススメ!ミールスを必ず食べて!」と店を3つ、4つ紹介してくれている。
しかも上の写真だけで店を特定された。なんなんだこの人は!都心じゃないしそんなに有名店じゃないのに・・
こういう感じで、僕の人生において「その道の間違いない人」がサポートしてくれることって結構多い。おかげで人生は確実に豊かなものになっている。ありがたいことだ。
というわけで、仕事で池袋乗り換えのタイミングがあったのでオススメ店のひとつであるエーラージへ。ちなみに前夜にはダルバートを食べているがそれがどうしたというのだろう?
これから行く人へ。
場所が結構分かりづらくて、大通りから一本入るので注意。あと割と最近に移転したらしく、古い地図を開かないよう注意。あとアーラジャイ・・ではない。注意。
なんとなくランチメニューの看板を撮ってみた。
店内に入ると、すぐさまチャキチャキ感と安定感を兼ねそろえた店員のお姉さんに案内され着席。ランチタイムなこともあって一人客が多い。
ランチカレーも気になるところだが、ここは義理を通す漢。義理人(ぎりんちゅ)ことケーイチだ。
先日食べたダルバートと同様、ミールスにも「ノンベジ」と「ベジ」があるので、肉食恐竜に食べられた過去を持つ小動物の遠い子孫である僕だけどノンベジをオーダー。
5分も経たないくらいで、お姉さんが「大変お待たせしました!」とプレートを持ってきてくれた。思わず「いや全然!」と返事したよね。都心の世知辛さよ。
これがミールスだ~!
デデーン
オレの友達の紹介しよう~!
まず、器が7つ~!これを【カトリ】というらしい。
さらにライスとパパド(真ん中のおせんべいのようなやつ)とナン~!
カトリは左から時計回りに【チキン】【ベジタブル(カボチャ)】【ナスとココナッツミルク】【ダル(豆)】【マトン】【キーマ】・・だった気がする。一番右の白いやつはデザート。
そして、ナンに隠れているけどアチャール(玉ねぎを炒めた辛いやつ)も付いている。盛りだくさんだ。
ふう。具材が豊富だとメンバー紹介だけで沢山の文字数が必要になるな。
味はというと、何をどう混ぜても美味しかった!
器からライスにかけて混ぜるという基本的な食べ方はダルバートと同じ。
明らかに違うなと思ったのは、ダルバートはチリペーストかけないと辛くないけど、ミールスは各々でしっかりとした辛さを持っていること。しかし全部混ぜても、不思議なことに味がケンカしない。
中でもマトンは激辛だった。おそらく肉の臭みを消すため香辛料が多めに使われているのだろう。
全部のカトリが美味だったけど、特に好きな味だったのはチキンとカボチャとキーマ。
どれとどれを混ぜるかに集中しすぎて、口に入れたときの「美味しい」「はいまた美味しい」という漠然とした残感覚しか覚えてない。
あとは初挑戦だったので箸休めのナンをうまく使いこなせず、水を結構飲むことになった。
会計のときに「辛かったですか?」と聞かれたので「マトンが辛かったですね。他は・・気持ちのいい辛さでした!」と回答。
今回で辛いと思ったら、次はマイルドって言ってくれれば辛さを抑えてくれるそう。辛さ耐性がそこまでない人は最初からマイルドでいいかもしれない。
店を出てすぐさま幸せ一郎氏にDM。
「美味しかったです、紹介してくれてありがとうございました」と送ると、「沼にハマりかけてるケーイチくんへ・・」と新たなオススメ店の情報が送られてきた。マジでこの人はなんなんだ。そのうち行くけど。