マガジンのカバー画像

ビジネス

73
運営しているクリエイター

#オーストラリア

仕事柄、オンラインサポートや電話サポートを利用する機会が多いのですが、ここ数年、オーストラリアのサービスレベルが上がってきている気がします。もちろん、日本の対応と比べれば、まだまだ海外レベルのサービスだな~と感じますが、20年前、10年前と比べて、だいぶストレスが減りました。

貿易や海外事業への投資。外国為替の値動きは毎日気になりますよね。ただ、面白いことに、20年以上も「豪ドルVS.日本円」を観察していると、ある一定の傾向が見えてきます。ポイントは年単位で波を見ること。いつの時代も人間の期待値(本質)というのはあまり変わらないんだな~と感じました。

オーストラリアの会計年度末は6月。明日7月1日からは新会計年度。毎年この時期は忙しいのですが、一年の事業成績を見ると反省点が盛りだくさん。eコマースを含むオンライン事業に一点集中する時期かもしれません。特に昨年から蒔いている種が育ってきているので、一気にブーストをかけていきます!

実績というのは、はじめは誰も持っていないものです。我々日本人は海外では「外国人」自分もそうです。人の信頼を得るには、コツコツと地道に実績を積む必要があります。相手を無理強いして説得しようと思うのではなく、実績を少しずつ積み上げて信頼を得たほうがいいのです。信頼に国境はありません。

【豊富な資源国】オーストラリアの金属資源埋蔵量は鉛、ニッケル、ウラン及び亜鉛で世界最大。しかし、約1~2年前からその勢いを失ってきています。福利厚生、金融、保険、IT技術など、サービス業の台頭です。オーストラリアも他国同様、第3次産業の時代がすでに始まっているということですね。

【独特なオーストラリア市場】国民性が、元々保守的な事もあり、昔ながらのドメスティックなブランドを好む傾向にあります。よって従来の物よりも価格が安く、品質が良い他社製品をいくら薦めても、興味を示してもらえません。新規ブランド、日本製や日系ブランドが参入しにくい理由の一つと言えます。

オーストラリアは人口約2,500万人程度の市場が小さな国ですが、多民族国家で、世界中からの移民で成り立っています。アメリカを小さくしたイメージ。このような背景から、テストマーケットの国とも言われています。この国で売れる商品はアジア諸国だけでなく、ヨーロッパでも勝算が見込めます。

【5%】日本企業が海外に進出し起業した際、撤退などでビジネスを止めずに活動を行っている1年間の生存率。調査方法など諸説ありますが、肌感覚的に言ってもあながち間違っていないと思います。この数字を高いと見るか?低いと見るか?いずれにせよ、海外で生き残るのは至難の業だということですね。

日本では当たり前で海外では当たり前ではない「自動販売機」。サントリー社のロングヒットセラー缶コーヒーの「BOSS」がついにオーストラリア上陸。https://mumbrella.com.au/boss-coffee-launches-in-australia-with-how-japan-can-brand-platform-604336 キャッチコピーは「How Japan Can」。う~ん、この広告、僕はまだ見てません~(泣)

【オーストラリアあるある】日本と比べると物価はかなり高い!まだまだ物価は上がっていくのではないでしょうか。日本から来ると、食べ物、飲み物、家賃、公共交通機関など、全てが高く感じると思います。ちなみに2019年7月時点の最低賃金は時給$19.49。物価高=賃金高。これをどう見るか?

世界規模で展開するコーヒーのチェーン店「スターバックス」。日本での人気は周知の通り。しかし、オーストラリアで最大のコーヒーチェーン店は「Gloria Jeans」。全土に460店舗以上。元々はアメリカ、シカゴ発。1996年に豪州企業が買収。こちらにお越しの際は是非お立ち寄りを~☕

「未来の働く場所はどこ?」すでにリモートワークのような働き方をしている人達も多くいますが、自由は良いですよね。時間と場所が自由に選べるワークスタイルが確立されると、より生産性は上がると思います。僕もそんな働き方を推奨し、支援している一人です。オーストラリア⇄日本でも問題ないです。

「政府の試算によると、6月までに140万人のオーストラリア人が失業することになるが、もっとひどいことになっていたかもしれない」ウェブマガジン「Business Insider Australia」の見出しです。興味のある方はこちらから→https://www.businessinsider.com.au/

【オーストラリアは魅力的な市場ではない?】半分正解で、半分間違い。大きな収益を目指す大手企業にとっては、資源関連など一部の分野を除いて、あまり魅力的な市場ではないかもしれません。では、我々ベンチャーや中小零細企業にとってはどうでしょう?とても魅力的な市場で十分な利益になります😊