
左右差ってなんだ?
こんにちは!
パーソナルトレーナーの牛窪逸人です。
今回は、皆さんが気にされている左右差について解説をしていきます。
左右差があるとはどのような状態なのか。そして、修正しないといけないものなのか。悩むことは多いと思います。
まず、皆さんに周知しておきたいのは
人間、左右差があることは当たり前ということです。
左右差がないことを探す方が難しく、それと同時に左右差を修正することは困難であると思っています。
人間の体には、生まれつき左右差(左右非対称性)が存在します。この左右差は、脳・筋肉・骨格・内臓・神経系など、さまざまな要因によって生じます。
1. 脳の左右差(脳の機能分化)
人間の脳は左右で異なる役割を持っています。
左脳:言語・論理的思考・計算などを担当
右脳:空間認識・芸術的感性・直感的思考を担当
この左右差は、運動にも影響を与え、右利き・左利きの偏りを生み出します。
2. 利き手・利き足・利き目の左右差
利き手(手の優位性)
→ 世界人口の約90%が右利き利き足(軸足と蹴り足)
→ 片足立ちが安定する側=軸足、強く蹴れる側=蹴り足利き目(優位眼)
→ 片目で狙いを定めるときに使う目(右利きでも左目が優位な人もいる)
これらは、神経系や筋肉の発達に影響を受け、個人差があるとされています。
3. 骨格の左右差
人間の骨格も完全に対称ではありません。
例えば:
右肩が下がりやすい(右利きの人に多い)
骨盤のねじれ(日常の姿勢や習慣で影響)
脚の長さの違い(生まれつきや筋肉のバランスによる)
これらの左右差が、姿勢や動作のクセ、スポーツパフォーマンスに影響を与えます。
4. 内臓の左右差
人間の内臓は左右非対称に配置されています。
心臓:基本的に左側に位置
肝臓:右側に大きく広がる
胃・脾臓:主に左側に位置
この非対称性により、姿勢や呼吸機能にも左右差が生じることがあります。
5. 運動やケガへの影響
左右差があることで、スポーツや日常生活にも影響が出ます。
片側に負担がかかりやすい(例:右利きの人は右腕を酷使しやすい)
ケガのリスク(筋力や柔軟性の左右差が原因でバランスを崩しやすい)
スポーツ選手は、この左右差を意識してトレーニングし、バランスを整えることが重要です。
なので、左右差を見つけてしまった!
左右差がありすぎることは悪いことだと言われたら、このnoteを思い出してください。
左右差は必ずしも治るものではないことを必ず覚えておきましょう。
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