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琅琊榜 第三章 好逑之争

2024年10月30日

タイトルは「良い伴侶を求める争い」とでも訳しましょうか・・・
霓凰を妻に娶るための戦いが始まります。

霓凰は皇族ではありますが、宗室(帝王の宗家)では無いそうです。
郡主とは皇族の女性の呼称で、もとは郡公主と言っていたようです。

武術大会の開催場所は朱雀門外の広場。(皇族の結婚式や成人式など式典が開催される場所)
周囲を皇族が座る席としてぐるりと囲い、その周囲を遠くから許可された市民が見ると言う形になっています。
皇帝や太皇太后、各妃賓たちは「迎鳳楼」という楼閣から観戦します。

皇太子と誉王が現れる前に、太監総管の高湛が太皇太后の命令で、
景睿、謝弼、豫津と共に梅長蘇、飛流を呼びに。
ここで分かったのですが、迎鳳楼からは良く見えないので、
寧国府の席に座っている若者すべてを太皇太后呼びに行かせたため、
梅長蘇と飛流も太皇太后のもとへ。
(高湛は30年皇帝に仕えているそう)

ここで後宮の人物描写がありました。
皇后 優雅な風格。目と口の周囲に皺があるものの、若い頃の美貌をまだ失っていない。
越貴妃 40歳ちょっと。手入れが良くされているのか、皮膚は艶やか。
莅陽長公主 中年の美神の様。眉目秀麗。
霓凰郡主 服装は質素で、絶世の美女とは言えないが、英気に満ちている

太皇太后が梅長蘇を小殊と呼びますが、本人以外全然気にしてなさそう。
名前を聞く→結婚しているか聞く→結婚していないと答えたら早くしなさいと言う→結婚して居たら、子供はまだかと聞く→いないと答えたら早く作りなさいと言う
豫津が嘘をつくのが面白い。
ちなみに、霓凰と手を握るシーンはありません。

迎鳳楼を出ると、霓凰が梅長蘇を呼び止め散策に誘います。
ここで霓凰が「江左梅郎,麒麟之才,得之可得天下」(江左盟の梅長蘇は麒麟の才児。これを得たものは天下を得る)を持ち出し、
揺さぶりをかけます。
梅長蘇「麒麟?あの空想上の動物に似ていますか?」
などなど。
この辺りのやり取り、揺さぶりで霓凰は梅長蘇を気に入り、文試の試験官の依頼をします。
しかも「なんで蘇先生は試合に参加しないの?」なんてことまで。
けっこう押すね!
梅長蘇「このような体では、一打で飛ばされてしまいます。その時にはただの肉片にならないのならば、本当に麒麟になりたいと願うでしょう。」
これには霓凰もたまらず大笑い。面白い人だと。
この時、梅長蘇は会場に誰かを見つけて、一瞬動揺します。
霓凰はこの一瞬も見逃していませんでしたが、何を見て動揺したかは分かりませんでした。

席に戻る途中、蒙大哥とすれ違うとき、梅長蘇は「あの二人をすぐに帰らせるんだ」と伝えます。
さて、どう言う意味なのでしょうか?


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